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待ち合わせ

手野市にある手野空港は国内便のみを考えられて作られている。

そのため、国際用の航空機の乗り入れができない。

そこで俺らは一度、わざわざ東京まで向かい、そこから羽田空港を経てミネアポリスへ、そこからグランドフォークス国際空港に向かう便にのることにした。

前側氏からはチャーター便も利用できるということを言われたものの、実際のところ、それではこちら側が経費として落とすことができなくなってしまうのと、ついでにいろんなところを見ておきたい、という考えがあったためだ。

乗り継ぎ時間は併せて9時間。

旅程全体で25時間弱というとんでもない長時間の出張旅行になった。

ただもっと驚いたことは、グランドフォークス国際空港に着くと、すでにテック・カバナー財閥の手の者が出待ちしていたことだ。

「お待ちしておりました。手野天文台副台長の河東一郎かわとういちろうさん、佐藤しずくさんですね。副総裁の命によって、あなた方をお迎えいたします」

A3の紙を一枚持って、俺らのことを出迎えてくれたのは、胸に着けているバッジからテック・カバナー財閥の人だとすぐにわかる。

それも、合わせて付けているのはカバナー顧問の一人であることを示す記章だ。

それなりの地位にいるということらしい。

「立ち話もアレですので。施設までは車を用意しております。どうぞこちらへ」

紙をくるくると丸めるとスーツケースを引きずる俺らを先導し始めた。

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