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領事館

月日は流れ、とはいっても1週間ほどで、指定された日時になった。

アメリカ総領事館は大阪のお初天神からさらに少し南のところにある。

久しぶりのスーツ姿で、俺と佐藤は受付を済ませ、早速部屋へと案内された。

と、そこで部屋の中にいる人物をまずは紹介される。

「こちら、春雷会の前側真次郎(まえはたしんじろう)氏です。手野グループの代表として本日は来られております」

「よくよく、お見知り置きを」

見た目は五十代前半の弁護士の男性だ。

襟元についている弁護士バッチが綺麗に光って見える。

「本日はよろしくお願いします」

俺と佐藤が簡単に自己紹介を済ませると、おっきな楕円形のテーブルの、これまた巨大なスクリーンがよく見えるような位置に座る。

それを見計らってか、ブンと電源が入る音が聞こえ、スクリーンに誰かの顔が映る。

「お久しぶりです、副総帥」

「こちらこそ、前側さん」

挨拶をしたのは真っ先に向こう側の人物だ。

副総裁と呼ばれた女性は、もう60は超えているだろう。

しかし確実に美人だ。

この方こそ、テック・カバナー財閥のナンバーツーである、ミッシェル・サマンサ・テック=カバナー、その人だ。

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