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一旦

「まずは落ち着くんだ、そこまで駆け込んできたということは、メールは見たんだろう」

俺はそう言いながら、部屋の壁際にある小型冷蔵庫から未開封のペットボトルの水を一本取りだす。

そして佐藤に渡しつつ、息を整えさせた。

「はい、しっかりと。ですからこうして駆けってきたんです」

あれを見ると、まずそういう反応になるだろう。

なにせテック・カバナー財閥からの、しかもその家族からの直メールともなればなおさらだ。

これが本物であるという確証は、このメールを受け取ってからすぐにきた手紙にも表れていた。

それを落ち着いた佐藤へと見せる。

「……もう開いてますね」

「あて名はここの副台長宛て、つまり自分宛だったからな。中は確認しておいたが佐藤さんも間違いなく見なければならないものだ」

茶封筒には蜜蝋で封がされ、さらにそこにはアメリカ領事館に来てほしいということが書かれていた。

手紙にはさらに細かく、紹介元があのリキュスであることや、量子テレポーテーション技術に興味があること、さらに必要ならいかなる手伝いもさせてもらいたいということが書かれていた。

ついでに手野グループからも話が通っていたらしく、一緒にアメリカ領事館に指定した日時に代表者が来てくれるということも書かれていた。

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