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メール

それからしばらくして、天文台に一通のメールが来た。

テック・カバナー財閥からだ。

さっそく内容を確認して、それから佐藤へと転送する。

するとどうだろう、バタバタと走ってくる音が聞こえたかと思うと、一瞬だけ部屋の前で止まり、それから3回ノックが聞こえた。

「どうぞ」

「失礼します」

入ってきたのは息をしっかりと切らした佐藤だった。

あのメールを転送して確認して、そのまますぐに駆け込んできたのだろう。

この間、配置換えもあったものの、結局俺と佐藤の関係が上司と部下というところから変わることはなかった。

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