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DAY8(土)10月7日

今日は休日ということで、公園に出向いてみる。晴れたため気温が上がりいい感じの秋晴れだ。


今回の被験体は小学生から中学生という範囲での子供だが、正直、老人に与えた場合がどうなるのかが気になるところだ。


だが、まだ研究は始まったばかり、そんなことを考えても仕方がない。


そう思いながら公園を歩いていたら、例の小学生女児たちがたむろっているのを確認した。話しかけようか考えていたらあちらから話しかけてきた。


どうやら、温め方があっているかどうか心配だという話をしていたらしく、そこまで気にすることではないことのように思えたが、とりあえず温め方を確認してみた。


その結果、ふわふわの布でくるんであったり、ハンカチでくるまれた状態でポケットの中にあったりと千差万別で、それによりどのような違いがあるのかが気になるところだ。


そのためというわけではないが、男児たちにもあげた発信機を女児たちにも与えることにした。しっかりとその子たちに気に入るような色合いとマーク付きに、カスタムもその場でやってしまう。


これが首輪になり、所有者を表すことができると説明したら、嬉々としてもらってくれた。疑わない姿勢、それでいい。


ほかのものはそういった感じだが、トウカという名前の女児はいまだに訝しげだ。そりゃそうだ、怪しいから、これが当然の反応だな。


そんな感じに女児と(たわむ)れてからその日は別れた。しっかりと世話をするようにと伝えてからその場を離れたため、問題はないだろう。


この日も卵を世話したが、作りたてだけでなく作り置きのものを与えるのでもよさそうだ。というか、そうしないと持たない。


それにしても、前々から思っていたが、ドリームエッグ一つで服装が決まるの便利だな。見た目は楽に決まるところがいい。デザイナー泣かせだったり、衣料店泣かせではある。

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