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DAY226(日)5月12日

DAY226(日)5月12日


今日はヨウカに匿名性の仮面を読み込ませるということで、シンリュウがヨウカのことを連れてきてくれた。


ヨウカ自身はそれを了解しているのかの確認をしたら、既に今までに悩み、悩んでから承諾したとのこと、体型や顔つきを変えることに忌避感などはないのかという問いについても、どこぞの国のスターに近しい姿になれるのならば良いという返答を貰ったので、基本はアインスの能力をベースに読み込ませることにした。


まずは匿名性の仮面のみを読み込ませた場合を調べるために、ヨウカに卵を出してもらいスキャンをしてもらう、匿名性の仮面自体を初めて見るが、つるりとしたほぼのっぺらぼうというのが正しい顔色のお面である。


目、鼻、口はあれども、のっぺらぼうにしか見えない顔色のなさはまさしく、異様な仮面といって、差し支えないだろう。


それを読み込ませたヨウカがつけたところ、その状態でも異常性は発露し、私たちの認知がおかしくなったことが面白かった。


特に、私は一応認知できていたが、ほか二名が何も思い出せなくなったらしく、記憶が完璧になくなっており、目の前の人物が何者なのかについての疑問さえ持たなくなるくらいには、目の前の人物を認識することができなくなっていた。


私の一応認知できるというのもなかなか面白いもので、私の場合は別の存在として知覚したのだ。あえていうならば、目の前に仮面をつけた人がいる。そのものの存在が誰なのかはわからないが、目の前にいることはわかる、というものだ。


誰なのかを問いかけると、「ヨウカ」という音声は聞こえるのだが、それが誰なのかがわからない、それでも「ヨウカ」という音声を認識することはできたので、仮面をつけた認識できない人とは、ひとえには言えなかったのだ。


このことについて、変身を解いてもらったヨウカにも話を聞きながら、四人で話し合ったのだが、ヨウカが怖がっていたのは仕方ないことだろうな。


ほか二人が知り合いだというにもかかわらず、自分の記憶をなくしてしまい、そして仮面が外れたら記憶が戻ったのだ。それを恐怖と言わずになんという。


そしてその状態でどこまでできるのかという実験にも至る可能性があったので、この時は止めさせたが、きっと男湯に行ったとしても誰にも気にされないだろうことはわかる。まるで銭湯に居る、お風呂を綺麗にする係の人のように、まったくもって意識の外となり、存在を無視されるだろう。いや、もっとひどいかもしれない。


それからちゃんと許可を取ってから、アインスのようになるためのデータを卵に読み込ませたことにより、身体変化用の卵へと変容したので、その確認のために管理者権限によりデータを確認する。


するとしっかりと顔の部分に『顔:匿名性の仮面』と銘打たれており、読み込みが正常に行なえたことが確認できた。


ただ、体の分類上顔という分類なのかと思うところもあるが、既に匿名性の仮面と銘打たれていることが、気になりはした。


私のほかに誰が匿名性の仮面についての名を打ったのかを問えば、ハマノだという。


そのあとは、ヨウカが姿かたちを変化できているのかの確認のため、色々な姿になることを許したが、その際に、ヨウカの卵が既に成長期になっていることが確認できたため、それを記録してしまう。


頭に羽が生えたいぬ?のような見た目をしている、耳の部分が羽になっていて、全体の色味的にはかわいらしいものだが、黄色と白を混ぜ合わせたような色味が全体を覆っており、犬の額にあるブレードと呼ばれる色味が灰褐色をしている、そんなやつだが、いぬ?なのは、ひとえにたぶん犬に見える、ということからきている。


きっとこれは、何かのアニメに出てくるモンスターなのだろう、聞いてみたらムチャードというモンスターが原型となっているそうだ。


大きさで言えば、普通の時が中型犬ほどの大きさをしており、犬のような雰囲気でじゃれてくるのが印象的だ、変身すれば超小型犬ほどの大きさとなり、羽で飛べるようになるようである。


それ以外に感想がないのでそう書いておくが、これを見たそのアニメやゲームのファンからは、怒られるだろうな。理由としたらほかにもいろいろと表現のしようがあるからである。


しかし、そのアニメを見たことがない人にとっては、それ以外に書きようがないのだ。そもそも犬ではなく、マズルが長い別の動物がベースとなっている可能性は大いにあるし、そもそもマズルが長い生物はほかにも狐とか、狼もいるので、そのあたりベースなのかもわからない。


ちなみに、この犬にはちゃんと首輪がついている、私が渡した首輪のせいで犬に見えている可能性も大いにあるので、これが何の動物かが、まったくわからない、グレーでしかない存在なのだ。


とにかく、ヨウカがそのように様々な姿へと変化することが可能になったので、しばしばお金を渡すからお願いを聞いてくれないかと頼めば、怪しまれたので説明をした。


シンリュウの方から説明したので、なにも問題などはなかったのだが、ヨウカが私のことを遠巻きに見ていたし、トモミのことをある種の畏怖をした目で見ていたので、この二人には何らかの因縁があるのだと理解した。


彼女が帰る直前に、危ない人がいることを伝え、知らない綺麗なものには関わらないようにと言えば、例の都市伝説のことかと聞かれたのでうなずいておいた。


その上でシンリュウに送ってもらったので大丈夫だとわかるのだが、正直心配ではある。


筋肉痛も落ち着いてきたので更に体を痛めつけるため、再度ジンガと木刀を振り回す訓練をやり、仕事もシャドーへの訓練含めしっかりと行なってしまう。


体がかなりなまっているようだ、動きが悪い気がするので、後日手合わせの要因を誰かにお願いすることにした。


どこかの道場などで教えてもらうのが一番だが、正直自分のことを誰かに知らせるのが怖いため、やはりHeyTubeで動画を漁り、動きを練習することにした。


それくらいしかできないので、あるいは毎日1万歩歩くのもありだなと思い始めた今日この頃であった。

なお、トモミと一緒に色々とやったのだが、日誌は現在エイプリルフールのところで読むのを止めている。


そのあとを読むことをためらっているのが不思議なのだが、確かにトモミの様子がおかしいことは読み取れたので良しとする。


そういえば、トモミからメンテナンス明けすぐに届いたメールに「ハラさんが欲しいと言っていた服を買った」みたいなことを書いていたが、それはなんだったのだろうか?


明日から月曜日なので、トモミの学校終わりにでも聞くことにするか。

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