DAY215(水)5月1日
DAY215(水)5月1日
私は自宅だと言われる住居へと戻ってきたようだが、一体どこから書けばいいのかがわからない、そんな心境に立たされている。
私には確かに助手であるトモミという少女がいるようであるが、その少女が私と話した後すぐにハマノと一緒に外へ出て行った。
そして戻ってきた二人に対して私が何事かを聞こうとしたのだが、ハマノからは「おまえの状態を教えておいた」という説明のみで、ほかにはなにも説明がなかった。
少女の方は任せておいたとしても大丈夫そうなので、研究についての確認を行なったところ、『ワンダーエッグ及びドリームエッグの子供による育成によっての成長について』『エターナルジュブナイルと呼ばれるバンドグループが作る曲について』『匿名性の仮面について』『ドリームエッグによる拷問活用法について』『謎の物体について』『ワンダーエッグ及びドリームエッグの感情について』のような、複数の研究をしていることが、記録からわかったことである。
ほかにも複数の研究に手を出しているようだが、私は一体どれを主軸に研究していたのだろうか?
基本的には子供による育成についてであろう、そして記録を確認したところ、感情についての研究も随分と進んでいる、匿名性の仮面というものはきっと、何らかの物体に関する研究であることはわかる、ただ、バンドグループの曲についてとか、謎の物体についてとか、抽象的が過ぎすぎる。
特に拷問の活用法についての部分に関しては、なんというか、途中から愚痴まみれじゃないか。
なんなんだ、この『SMに使わせないためには』とか、『性的な目的にさせないためには』とか!性に多感な中学生でもあるまいに、中身も中身で拷問というよりかは、かなりそういったことについての研究になっているではないか!
もっとこう、拷問と言えばあるじゃないか!内側に刃物を仕込むとか、針を仕込んで動くたびに刺さるとか、関節を意図的に逆に動かし、それによって関節を外すとか!あるいは苦悩の梨をやるのもいい!なんなんだこの頭がピンクいお花畑のR18ハッピージャムジャム最高は!エロス以外に考えることがなかったのか!
未だに日誌を全て読んだわけではないが、この研究の片寄りは由々しき事態だ、それにドリームエッグの不能者率が高すぎる!なんだこの七人中三人が脱落って!そのうち一人は謎の物体に吸収されているだと!?意味が分からん!
あーもー、これを残したのが私とか、悪夢のようなものじゃないか。
なに?馬鹿なの?ドピンクに脳内洗脳されたばかだったの?それともなんか要因があるわけ?特にこの個体についての情報が妙におかしいんだよなぁ。
このアリスって個体、なに?エロ特化って、ばかじゃないの?おまけに自分ちの子供がそれを使ってるって、倫理観地獄に落としてきた?
本当に、どこから突っ込めばいいのかがわからない、とりあえず、記録から優先的に確認を取らねばならないのが、このヨウカというドリームエッグ使いについてだな。
この使役者には、特別な力を付与する予定だと書かれているから、このあとにシンリュウに会いに行くことが書かれている。
匿名性の仮面は現在誰が持っているかについて連絡をとったら、今はハマノが持っているとのことだったのだが、このことについてどう解釈をすればいいのだろうか?
とりあえず、私が戻ってきたことを連絡するかを問うために、ハマノがいる居間へと行くと、既にそこに姿はなく、トモミに伝言がなされていた。
その伝言というのが、「お前の状態はもう少し時がたってから、戻ってきたことを周囲に伝えるように」とのことであった。
記憶が定着するまでに少しかかるということで、それまではこの娘と一緒に過ごすように、とのことであった。
ひとまずは、トモミに対して色々と聞いてみたところ、家の中の家事全般を学業の合間にやっていたから、問題はないとのこと。
そして、常日頃から卵の世話について教えてもらったり、シンリュウに治療ポッドの使い方を聴いたりしていたため、卵のケアについてもばっちり、とのことであった。
一通り話し終えて、渡された私名義の通帳の中身を確認してみたら、一日の食費に一体何円使っているのだという金額が出ていたが、ある意味では必要経費をしっかりと考えて使われたのであろう痕跡があった。
支出については問題なく、不要な支出についても最低限であろうことが見ただけでわかる。
色々と話し合ったあとに、腕や足を確認と相成ったが、別に傷もないのに何を気にしているのかと思いはしたが、消えていると安堵の表情をしていたため、随分な痛手を負っていたのだなと理解した。
色々とご飯を食べたり風呂に入ったりして、寝る時間となったが、トモミは私の部屋で寝ると言ってきたため、それを自室で寝ろと追い出した。
私は基本一人で寝るのが好きなのに、相手は引っ付きたいらしい。
本当に困ったものだ。




