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DAY2(日)10月1日

今日は快晴で散歩にはもってこいだ、そして、今日も又子供たちにワンダーエッグを渡しに行くことにした。


昨日は小学校に行ったということで今度は公園に行く、近くに大きな公園があるため、そこには様々な人が行き来するのだ。


とはいっても、そこには遊具で遊ぶ子供はいるが携帯ゲームで遊ぶ子供はいない、仕方ないからほかのところに行こうとしたところで目当ての集団を見つけた、今度は女の子たちだ。


「何しているの?」と尋ねると、これまた警戒されたが、私が女性ということですぐに答えてくれた、どうやら、この子たちも最近はやりの育成ゲームをしていたらしい、そんな女の子たちの目の前にワンダーエッグを出してみた。


すると、すぐに昨日と同じように「なにそれ」と聞いてきたから昨日と同じことを話して今度はかわいらしい小動物の姿にした、女の子が好きそうな形をした小さなふわふわはすぐに女の子たちに受け入れられた。


そして、昨日と同じようにワンダーエッグの詳細を伝える、一人一個しか持てないこと、育てると自分の思い通りの姿になったりならなかったりすること、そして、武器にもなることを伝えてから昨日と同じように合言葉をいう。


「プリティーチェンジ」


昨日とは違う個体を持ってきていたから合言葉が違う、そして、そのふわふわはすぐに女の子が好きそうな棒の形になった、いわゆるワンドだ。


それに女の子たちは目を輝かせ、自分を変身させることができるのかと聞いてきたから、それはできないことを伝える、女の子たちが残念そうな顔をしたから、今度は別のドリームエッグを取り出す、ドリームエッグはワンダーエッグと対をなす卵で、これは防具になるのだ、ちなみにワンダーエッグは武器と治癒だ。


女の子たちはこれに食いついてくる、そして、こちらも小動物の姿にしたが、女児向けアニメにありそうな小動物の姿にした。


そして、女の子たちが目を輝かせたところで私は合言葉を言う。


「ドリームチェンジ」


ドリームエッグは小動物は消えないが、自分の衣服が変わるのだ、現在の自分の服装は黒いチノパンに適当なTシャツ、灰色のパーカーという姿だったが、それがドリームエッグの効果で最近若者に人気のある服装に変わった。


それに女の子たちは早着替えだと目の色を輝かせた。


どちらが欲しいかと聞いたら、その場にいる女の子たち4人全員がドリームエッグを所望した。

それに対してもわざともったいぶるような言葉をかける。


「これはちゃんと信頼関係を作らないということを聞かない危ない個体だ、そして、選ばれたものしか持てない、君たちが選ばれたものか確かめるか。」


危ないのところで不安そうな顔をしたが、正直荒ぶることは少ないものだ、危険性はワンダーエッグよりも少ない、それにひとりの女の子が「確かめる」といったから手渡すと、ほかの女の子たちも次々と手にしていた。


そして、これまた昨日と同じように女の子たちは合言葉をいう。


「ドリームチェンジ!」


全員がそう唱えて、何回もいうが、当然のことで反応はない、親登録をしていないためだ。


「ちゃんと育てることを約束できるなら渡す、約束できるか。」


昨日と同じように聞いたら、一人は辞退して、ほか三人は頷いた、それでもそこにいた子たち全員に私の連絡先を伝えた。


頷いた子には卵に親登録にさせかたと卵の育て方を伝え、何かあったら連絡するようにも伝えた。


「孵化したら連絡するように。」


そう付け加えてその場は別れた。


少女たちの名前はアカリ、ユメカ、シオリ、辞退した女の子はトウカというらしい。


もしかしたらトウカから連絡があるかもしれないと思いながら家に帰った。

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