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「あのさあ……君達、馬鹿なの?」

 ラートリーが置いてった子は……当分は侍女のフリをする事になったけど……またしても起きてしまった……。

 ボクが王宮に入った翌朝と同じ事が……。

 元から居た侍女達が「新人教育」と称して、新入りの靴と服を隠そうと……した途端に、気配を察知して飛び起きた新入りにボコボコにされた。

 もちろん、靴を隠そうとしたのは、侍女軍団の中でも、一番立場が弱い子で……命令した子は、更にボコボコにされた。

「ずびまぜん……ごれば……じんいりがばいっだどぎのごうれいぎょうじみだいなもので……」

「君もどうかしてるよ」

「そうか?」

「顔は勘弁してあげようよ」

「あ……ああ、うっかりしてた」

「あと、ここまでやったら……あと何日かは、この子達、マトモに仕事出来ないよ。この子達の代り、誰がやるの?」

「え……ひょっとして、あたしと……お前?」

「そう」

「この馬鹿っぽい上に、動きにくい服で?」

「そう……はい、人前で舌打ちしない」

「ちくしょう……」

「乱暴な言葉も使わない」

「クソ……逃げたいけど……わかった。こいつらを怪我させた分の働きはやるよ。やればいいんだろ?」

「はい、その通り。ところで……何て呼べばいいの?」

「えっ?」

「あの……何で、名前を訊かれただけで固まってんの?」

「え……えっと……いや……だから……その……」

「早く名前言ってよ」

「あ……あ……あ……アスラン」

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