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「お嬢様と一緒の部屋で寝た方が良かったかなぁ……」

 今晩も、また、お嬢様と第2王女は一緒に寝てる。

 一体全体、女が王族のそれも子供を言葉は悪いが「傷物」にしたら、どんな罪に……。

 いや、待てよ。

 今、お嬢様が置かれてる状況からして、そんな事になっても、表沙汰には出来な……いや、バレたら、秘かに始末される事になるのか?

 まだ何も起きてないと信じたいけど……逃げ出す準備はしといた方がいいかも……。

「ところで、駄目元で訊くけど……お姉ちゃん居る?」

「えっ?」

 声の主は……ラートリーと出会った日に一緒に居た女の子の2人目。

「お……お姉ちゃん? 誰?」

「宮廷魔法使いのサティ。あたしとラーちゃんは、その妹」

「え……えっと……どうやって王宮に……?」

「秘密」

「何で……その……」

「がじじじじ……」

「がじじじじ……」

 第3・第4の声の主は……。

「なんで、ラーちゃんとミッちゃんにはなついてんのに……あたしには、こうなんだろ?」

 第2王女のペットの鳳龍だった。……しかも、めずらしく機嫌が悪そう。

「じゃ……お姉ちゃんに伝えといて。知ってると思うけど『熊おじさん』は、今、病気なんで……本来の半分ぐらいしか戦闘能力(ちから)を出せないだろう、って」

「えっ?」

「ただし……『熊おじさん』の後継者候補と、兄弟分が王都に集結してるから気を付けろ、ってのも付け加えてて。『湊府』を仕切ってた娘のジョリーと『砦府』の甥のドンリーと『江府』の兄弟分のモング」

「え……えっと……どうなってんの? そもそも、何で、隣の国の王子様が……その『熊おじさん』なんて変な名前の人に……」

「お供と一緒に、その手に店に遊びに行って……ツケを貯め過ぎたみたいで……で、リーダー格だった王子様が金を持って来るまでの人質になった」

 おい……。って、あの王子様なら有りそうだけど……。ああ、そうゆ〜お店で遊んでたから、ここんとこ王宮に来てなかったのか。

「でも、お供は、王宮に顔出してたけど……」

「あ〜、他の国の王宮に連れて来れないようなお供。まぁ、お供ってのは表向きで、早い話が悪い遊び仲間」

 やれやれ……。

「あの……でも、単なるその手のヤクザ相手に、何で、ここまで大騒ぎが起きてんの?」

「だから……『熊おじさん』が……名前の通りの相手だからよ」

「へっ?」

「今は病気だけど……少し前までは……単なるヤクザの親分じゃなくて、この国どころか、この辺り数ヶ国で最強の……」

 えっ?……さ……最強って言っても……兵隊が何十人も一斉にかかれば、何とかなるんじゃ……?

獣化能力者(ワーアニマル)

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