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ホラー短編シリーズ

横断歩道の人影

作者: リィズ・ブランディシュカ



 何気ない道。


 何気ない信号。


 何気ない横断歩道。


 白と黒の道。


 そこに、たまに人影があらわれる。


 赤い信号の時に、現れる。


 大抵はすぐに消えてしまうから。誰も目撃する事がない。


 存在感も希薄で、誰かがいても気が付く事が少ないだろう。


 しかし、世の中には霊感がある人間もいるから。


「あっ、あんなところに人が立っている! 危ない!」


 人影を守ろうとして、とっさに走り寄ってしまうものがいるかもしれない。


「あんな所に、人が! うわああああ」


 人影を避けようとして、車が急ハンドルをきってしまうかもしれない。


 だから、横断歩道の真ん中に人影が見えても、決してはやとちりしてはいけない。


 それは、あなたをあの世にひきずりこもうとする死霊かもしれないからだ。





「あの横断歩道、またブレーキの跡がついてるわ」


「またね。これで何度目かしら」





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