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その後…

ハクビが次に目を覚ました時

ハクビは自分の屋敷にいた

そしてサクヤがハクビに抱きつく

「よかった!心配しました!もう二日間も目が覚めない

から」

サクヤが涙を流しながらそう言う

(えっ!私二日間も寝ていたの)

ハクビが心の中でそう叫ぶすると

「お前も二日間寝ていただろう!」

サクヤの後ろからサヘイジが後ろから軽い空手チョップ

をくらいサクヤは振り返る

「もう!何するのよ!」

サクヤがそう言うとサヘイジはサクヤを無視して

「ハクビ様お目覚めしてなによりです」

サヘイジがそう言うとすぐに部屋を立ち去った…

そしてハクビはある事に気づく

「あれ?私の尻尾白いのが二つになってる!

それにあの後の何があったのか思い出せない」

ハクビがそう言うと

「あぁ!実は…」

サクヤは事の経緯を細かく説明してくれた…

私が怒りで暴走して「白焔の悪夢(はくえんのあくむ)」というのを

使ってしまった事

「白焔の悪夢」の状態で人を殺した事

サゲンタとサクヤが私の暴走を止めた事等

おきた事を細かく説明してくれただが

それには続きがあったらしくサクヤも目覚めてから

聞いたらしい

実はあの後サクヤも傷が完治していなっかために

気絶してしまった

すると直後にずっと燃えていた白い焔が消えて

その後ハクビを見たら白かった右の尻尾の隣の

尻尾が白くなったらしい…

「ねぇ「白焔の悪夢」て何?」

ハクビが気になり聞くとサクヤが答えた

「白焔の悪夢」とは…

九尾の狐(ナインテール)が生まれもった

固有能力(ステータス)」で()()()トリガーとなって

白い狐火「白焔」をだししかも見境なく全てを

破壊する様子が悪夢に見えたから「白焔の悪夢」

と呼ばれているみたい

そして狐火教では最も禁忌とされているのが

九尾の狐を怒らせる事らしく

この禁忌に手を出したのは今まで()()()()

いないらしくそのせいで()()()()()滅びかけたらしい…

「サクヤ!傷の方は大丈夫なの?」

ハクビは心配そうに聞くと

「あぁその事ですね!少し傷は残りましたけど

この通りピンピンしていますよ!」

サクヤが背中をハクビに見せてそう言う…

その夜…

サクヤは白装束を着ていた

それはまるで時代劇の切腹する前の

武士のような雰囲気がした

そして本当に切腹するようであわや短刀の

刃が腹に当たるところを止めた人物がいた

「何やっているの!」

切腹を止めた人物がそう言うと

「「()()()()()」」

サクヤがそう言いながら右に振り向く

元々鬼和番は指名制で今のサクヤは何十代目だかの

サクヤであった

「今の私は「サクヤ」じゃあなくてオユキでしょ!

忘れないでよ」

切腹を止めた人物オユキがデコピンをしてそう言う

「何で止めるんですか?」

サクヤがそう聞くと

「何でもへったくれもあるか!長老がもしもの時は

止めるよう頼まれてたから止めたただそれだけだよ」

オユキが怒った表情でそう言うと

「私は…ハクビ様に「白焔の悪夢」を使わせてしまった

鬼和番失格です鬼和番の地位をあなたに返上します!」

サクヤは涙を流してまた切腹しようとするそしてそれを

また止めるオユキ

「ハァ!あなたねぇ!何で私が後継にあなたを選んだと

思う?」

オユキが呆れてため息を吐きそう質問すると

サクヤは首をかしげた

「それはねぇ!あなたが()()()()()()

任務にあたるからよ」

オユキがそう答えると続けて

「あなたが私をどう見ているのか知らないけど

私だって数多く失敗するよでもね

私は任務に感情を持たなかったでもあなたは違う!

あなたは感情を持って任務にあたっていた

だから私はあなたを「サクヤ」に指名したの」

オユキがそう言うと

「でも私は取り返しのつかない事をしてしまった!

だから死して償おうと思ったんです」

サクヤは涙を流しながらそう言う

「ハァ!良い感情がある「失敗」と感情がない「失敗」

は別物なのよ!」

「ですが…」

サクヤがそう言いかけると

「ですがじゃあないの!良い感情のない「失敗」は

意図してない時におきるのでもね

感情のある「失敗」はいつでも償おうと思えば

償えるのそれにそれをバネに成長すればいいの」

オユキがサクヤの肩をつかみそう教えこむ

すると何かが取れたような晴れた表情を浮かべる

そして

「ありがとございます」

サクヤはオユキにお礼をしその場から立ち去る

「ハァ!まったくまだまだ未熟なんだから!

()()()()()()()()()()()ぐらいちゃんと感じなきゃ」

オユキはため息混じりにそう言う…

ハクビはその頃屋敷を出て村の入り口の門に向かっていた

(今日でこの村ともお別れかぁなんかちょっと寂しいなぁ)

ハクビはそう思っていた

そして村の入り口の門の前まで来ると門の前に人影がいた

「ハクビ様!どこ行くきですか!?」

門の前にはサクヤがいた

「私は…」

ハクビがそう言いかけると

「当てましょうか?この村から出ていこうとしている

のですよね!」

サクヤがそう言う

「なぁ何で!?」

ハクビは図星だった

「だって私がこの村に居ればまた村の皆に迷惑

かけるかもしれないしまた誰かが傷つくかもしれない

だから私が出ていけば…」

ハクビが涙を流しながらそう言いかけると

サクヤが抱きつき

「良いんです!この村に居ても!」

サクヤがそう言うと

「でも…」

ハクビがそう言いかけると

「サクヤの言う通りですよ!ハクビ様」

サゲンタがわってはいる

「この村に居て良いんです!それに私達は迷惑では

ないんですからそれにこれは狐火教の試練だと

思ってますから」

サゲンタがそう言うと

ハクビはサクヤに抱きつき泣く…

そして数日後村に()()()()()

が所属していたギルドのギルドマスターが

村に来たそして

「この度はあの5人がハクビ様にご迷惑おかけしたこと

誠に申し訳ありません!」

ギルドマスターは土下座をして謝罪した

実はギルドマスターも狐火教を信仰していて

わざわざ直接謝罪しに来たらしい

「頭を上げてください!それにもう過ぎた事ですし

それでいいよねサクヤ」

「ええもちろん」

サクヤがそう言う

それを聞いたギルドマスターは頭を上げ

「ありがとございます!」

ギルドマスターがそう感謝する

「それであの5人の遺体はないんでだな!」

ギルドマスターはその場に同席していたサゲンタに聞く

「あぁ!ないぞ」

サゲンタがそう言うと安心した様子で

「わかった!そう内々に処理しとく!」

ギルドマスターはそう言って村を後にする…

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