エルメニア王国
ハクビが目を覚ましてから二週間がたった。
ハクビもこの二週間で自身の身体の変化や新たに得た力についてようやく理解してきたある日、この日エルアの元に一匹の鳥が舞い降りてその鳥の足元についていた紙の内容を見てエルアは急いでサゲンタの元に行きその紙の内容をサゲンタに伝えるとサゲンタは驚いた様子で考え込んでいた。
その内容は、ハクビをこの大鬼の隠れ村がある『ウルグレスの森』のすぐ近くにあるエルメニア王国の狐火教の神殿に来て欲しいというものだった。
そして、その内容をハクビに伝えると、
「いいよ! 私も行ってみたいし!」
ハクビがそう言うとサゲンタもしぶしぶ了承したが、何か腑に落ちない様子だった。
そして、それから二日後、エルメニア王国から馬車と使者が来てハクビは馬車に乗り込んだ。
お供には、サゲンタとサクヤとコキュ-トスとアメスとエルアとミーモスとアルギュロスとペイルとファルの九人で行くことになった。
後からサヘイジが合流するみたいなのだが、何かを探っているのか公義隠密を数人引き連れてどこかに行っていた。
そして、その日のお昼頃に、エルメニア王国の首都に着いた。
ハクビは、その街並みを見て感動のようなものを感じていた。
その街並みは、中世のヨーロッパのような街並みが広がっていて人々も活気に溢れていて人間の容姿とは異なる姿をした亜人の姿もちらほらみれて差別のない国というのを感じて初めて来たのに良い国だなぁと言いたくなるような国だった。
そして、ハクビ達は、エルメニア王国にある一際異彩を放ち目立っている神殿に入って行った。
すると、目の前に一人の袴をきた初老に見える男性が立っていた。
「お待ちしていましたハクビ様! わたくしこの国の狐火教の信者をまとめるベイルートと申します。以後お見知りおきを」
ベイルートは礼儀正しくお辞儀をした。
「わたくしは、ハクビと申します。こちらこそ以後お見知りおきを」
ハクビも礼儀正しく挨拶をかわした。
そして、ハクビとサゲンタとエルアは、ベイルートと短時間だが会談をかわしてその日は、終わりにした。
そして、ベイルートがハクビ達のために宿を用意したみたいでベイルートが直接案内してくれた。
そして、その夜、ハクビ達が寝静まっていた頃、複数の男女がハクビがいる部屋にこっそりと侵入して来てハクビを連れ去ろうしたが、その部屋にはサクヤとエルアがいて侵入して来た男女達を迎えうって引っ捕らえた。
そして、その音で、ハクビは目を覚ました。




