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悪夢の始まり

えぇ皆様こんにちは佑奈ことハクビです

九尾の狐(ナインテール)に転生してから色々大変な目にあったけど大鬼(オーガ)の村で

神様となってなに不自由ない生活ができそうです

ただ一つだけ文句を言うなら…

「あぁー可愛いですよハクビ様」

このサクヤの私を見るなりすぐに抱きつくのなんとかして欲しい

いや他に文句がないわけでもないでも目下これが

一番なんとかならないかと思ってる

聞いたところんによるとサヘイジも実は何度も

抱きつかれいるらしい…

ハクビが大鬼の村に来た翌日

朝の日差しがほどよくハクビを照らす清々しい朝

ハクビはムクッと起き上がり体を伸ばして

そして目をこすりようやく目をそっと開ける

そしてハクビは驚愕した

それは着た覚えのない寝間着を着ていたこと

それより驚いたのは裸足だったがために

汚れていた足が綺麗になっていたことがハクビにとって

一番の驚きだった

するとハクビから見た正面の襖が開いた

そこには左手にお盆に鍋を持ったサクヤがいた

そしてサクヤはハクビのすぐ横に来ると

「ハクビ様朝ごはんを用意しました

お口に合うかわかりませんが食べてください」

サクヤはそう言うと持ってきた鍋にレンゲのようなものを

入れてすくいハクビに食べさせようとする

ハクビは恐る恐る口に入れる

ハクビは食べたことがある味に思わず少し涙を流した

それはお粥だった

(はぁこの世界に来て初めて食べる食べ物がまさかお粥だったなんて

夢にも思ってみなかった)

心でそう思い一瞬止まる

「お口に合いませんでしたか?」

サクヤが不安そうに聞く

ハクビは首を横に振り勢いよく食べる…

そして食べ終わると口に一粒のご飯粒がついていて

「ご飯粒ついてますよ」

サクヤはご飯粒をとり口に運ぶそして

「あぁー本当可愛いなぁ」

サクヤはあまりの可愛いさに抱きついてそう言う

(ちょっと食べた物出ちゃうから離して)

ハクビはたまらずそう思ったすると

どこからともなくげんこつがサクヤにおちた

「全く何やってるんだサクヤ」

「ちょっとなにするのよ()()()()()()

サクヤが言った事にハクビは驚きを隠せないでいた

(えっ!サクヤってサゲンタの孫なの確かに顔立ち似ているけど)

若干驚愕の真実に驚きを隠せないハクビ

「おじいちゃんじゃあない長老と呼ぶよう何度言ったら

わかる」

語気を荒らげてサクヤを叱るサゲンタ

一方ハクビは驚きで呆然としていた

「ほらハクビ様が驚いて何も話せないじゃん」

サゲンタがそう言うと

「今後サクヤをどうかお願いします」

サゲンタがそう言うと続けざまに

「こちらこそよろしくお願いします」

ハクビは一礼してそう言うと

「ねぇ!もしかしてこれ私の事言ってる?」

サクヤが首をかしげて言うと

「「当たり前だ」」

ハクビとサゲンタが息ぴったりに言う…

そしてハクビは屋敷の外に出るとそこには昨日と変わらない

村の光景が目に入った

もちろん後ろからサクヤがついてくる

そしてハクビはサクヤに案内されて呉服屋に行く道中

「ねぇ!私をお風呂に入れて寝間着を着せたのって

もしかして…」

ハクビは不安混じりにそう聞くと

「はい!私です」

左手を腰に当てて右手を眼の近くでピースした状態で

サクヤはそう言う

そして経緯を説明してくれた…

実はサクヤが抱きついてきた後倒れた状態で気絶して

それでどうしようか悩んでひらめいて

それでお風呂に入れてその後寝間着を着せたってわけ

そして呉服屋に着く

その呉服屋は男用と女用の入り口入り口が別れているらしい

そして二人は女用の入り口から入ると

そこには一人の女性の大鬼が出迎えてくれた

「いらっしゃいませハクビ様」

女性の大鬼が笑顔で出迎える

「久しぶりねオサエ」

サクヤがそう言うと

「あら!サクヤもいたのね」

女性の大鬼オサエがそう言う

「で今日は何しにきたの?」

オサエがそう聞くと

「おじいちゃんから聞いてるでしょ」

サクヤがそう言うと

「えぇ聞いてるよハクビ様の着物を用意するようにって

聞いてるよ」

オサエがそう言う

「ハクビ様の着物だからちゃんとした柄のものよねぇ

もし変な柄だったらしょうちしないんだから」

サクヤが笑ってそう言うが目の奧は笑っていない

「あなたこそ私が選んだ柄に文句言わないでよ」

オサエはそう笑みを浮かべて言うが目の奧は笑っていない

「あぁーん」

サクヤとオサエは同時にそう言って互いを睨み付ける

それはまるで何か因縁があるような感じがした

するとオサエの後ろから空手チョップがオサエの頭におちた

「何やってるんだよオサエ俺の店まで聞こえてるぞ」

オサエの後ろの立っていた男の大鬼がそう言う

「お久しぶりですロクベイさん」

サクヤがオサエの後ろに立つ男の大鬼ロクベイにそう言う

「痛ったぁ!何するのよお兄ちゃん」

オサエがロクベイを睨み付けてそう言う

「お客様前で喧嘩をするな!お前にも言っているんだぞサクヤ」

ロクベイがそう言うと続けて

「ほら!ハクビ様が待っているから早く案内しな」

「はーい」

オサエはふてくされながら返事をする…

そしてオサエはハクビ達を奧の部屋に案内した

「こちらのお部屋でおくつろぎください

少々お待ちをただいまお品物を持って来ますので」

オサエが案内したくつろぐハクビとサクヤ

「ねぇオサエさんと何があったの?」

ハクビは興味本意に聞くと

「はい!実は…」

サクヤはあっさり答えた…

実はサクヤとオサエは本当は仲が良かった

だがある日サクヤがオサエに頼んでいた仕事以外の時に着る

着物を取りにきた時に事件はおきた

その着物の柄が気に入らず

「何で菊の花なのよ!私が()()()を思い出すから

菊の花が嫌いなの知ってるでしょ」

ものすごい剣幕で怒たサクヤ

「忘れてたんだから仕方ないでしょそんなに怒らないでよ」

オサエも少し語気を荒らげて言い争った

挙げ句の果てには取っ組み合いの大喧嘩になって

てロクベイの店まで響くほどでみかねて止めたらしい…

「そう言うわけで今オサエとは仲が悪いんですよ」

サクヤが頬を膨らませそっぽを向いてそう言う

すると

「お待たせいたしました」

オサエがそう言うその手には風呂敷を三つに重ねて持っていた

「実はどれにしようか悩んだのですが結局決まらなったので

ハクビ様に決めてもらおうと思いまして三つほど

用意しました」

オサエがそう言うと三つに重ねて持ってきた風呂敷を

一つ一つ床に置き風呂敷をひろげた

一つ目は淡い水色に睡蓮の花があしらわれた着物

二つ目は白色に鮮やかな桃色の蓮の花があしらわれた着物

三つ目は濃い黒色に真紅の彼岸花があしらわれた着物

この三つの着物をだされてハクビは

「うーん!どれにしようかなぁ!」

ハクビはどれにしようか吟味していた

(本当にどれにしよ!どれも良いからなぁ!そうだ!)

ハクビはいいことを思いつく

「じゃあこれ三つとももらっていくうよ

作ってくれたのにもったいないから」

ハクビがそう言うと

「かしこまりましたどれか一つ今着ていきますか?」

オサエがハクビに聞くと

「じゃあ黒色のほうで」

ハクビはそう言って黒色のほうを指差す

そしてハクビは選んだ着物を着てみるとサイズがぴったりで

驚くハクビ

そしてまさかと思いサクヤのほうを振り向くと

サクヤは満面の笑みを浮かべた

そうサクヤはハクビが寝ている間に採寸していて

それをオサエに伝えていたみたいだそして

「はぁーハクビ様はやっぱ何着ても可愛いなぁ」

サクヤはそう言ってハクビに抱きつく

「はぁーサクヤまたサゲンタに怒られるよ」

ハクビがそう言うとサクヤはさっと離れた

そして呉服屋を出ようとした時

「そうだ忘れるところだったこちらをお使いください」

オサエがそう言って取り出したのは足袋と厚底の下駄だった

そしてハクビは渡された足袋と厚底の下駄を履いた

「ありがとございます何から何まで」

「いえいえこれも私の仕事ですから…これからも新しいのが

できましたら持ち寄らせていただきます」

オサエが正座した状態で一礼してそう言う

そして残りの二つの着物をサクヤが持って呉服屋をあとに

した時

「じゃあなオサエ」

サクヤがそう言うと

「こちらこそじゃあねサクヤ…あらハクビ様どこに行ったの?」

オサエがそう言うと

「なに言ってるんだよハクビ様ならここに…」

サクヤはそう言いながら右の方を見たらそこにハクビはいなかった

「あれハクビ様どこにいるのですか?」

サクヤはそう言って辺りを見回すだがいくら見回してもハクビは

いない

「ちょっと持ってて」

サクヤはオサエに着物が入った風呂敷を渡して必死に探す

すると村に入る門の方からズドンという大きい物音がして

(まさか…ハクビ様が危ない)

サクヤはそう思い大慌てで村に入る門の方に走った…

一方ハクビは

「フフフ逃げ出し成功!はぁよかったサクヤに気づかれなくて」

ハクビはそう言って商店の裏道を歩きだす

「さぁて何しようかかなぁ!あんまり広くなさそうだけど

この村散策してみようかなそれとも「異能(スキル)」「鑑定」で

自分の「異能」でも確認しようかな」

ハクビは考え込みながらそう言って裏道をぬけると

そこには髪飾りの店みたいな店があり

「あっここに髪飾りの店みたいだなぁサクヤに迷惑かけちゃったし

良いのがあったらプレゼントしようかな」

そう言って髪飾りの店みたいな店に入ろうとした次の瞬間

すぐ近くにあった村に入る門の方からズドンという大きい物音が

して驚いてた弾みで店に入ると後ろその店の主人とおぼしき男の大鬼が

「ハクビ様こちらにお隠れください」

その男の大鬼が慌てた様子でハクビにそう言う

すると村に入る門があった方から土煙がまい

そこから五人の人影があらわれた…

一方大鬼の村の門が破壊される少し前

「ネルグリオここだな大鬼の隠れ村は?」

茂みに隠れて村の入る門を見たネルグリオがフルリオスがそう聞く

「へいここであってます」

ネルグリオが確認してからそう言うと

「まさか1日で着くとは思ってなかったですよフルリオスの姉御」

同じく茂みに隠れていたアルグリオが少し笑みを浮かべて言うと

「まぁね私とお姉ちゃん達ならこれくらい朝飯前さ」

フルリオスの後ろにべったりとくっついていた

ヌメリオスがそう言うと

「さぁてついたことだし一度高い所から見てきてよ

ネルグリオ」

ネルグリオにそう言うフルリオス

「分かりやした姉御」

ネルグリオがそう言うと近くにあったデカイ木の頂点まで登り

村を見るとぼんやりとではあるが明らかに大鬼ではない人影が

あった

そしてネルグリオが木の頂点から降りると

「明らかに大鬼じゃないのが一人いやしたぜ」

ネルグリオがフルリオスにそう報告すると

「それは本当か?」

フルリオスはネルグリオにとうと

「ええ間違いございやせん」

ネルグリオがそう答えるそれを聞いたフルリオスは

「よし確認も取れたしどうするお姉ちゃ…あれどこ行った?」

フルリオスがクラリオスにそう聞こうとした時

クラリオスはそこにいなかった

そしてクラリオスを探すと大鬼の村に入る門の前にいた

そしてクラリオスが皮革でできた水筒を飲むと

クラリオスの背丈ほどあろう大剣をふると

大鬼の村に入る門が物凄い轟音が響きわたる

そして大鬼の村に入る門が跡形もなく崩れおち

「あぁあやっちまったかぁまぁ良いいくよ」

フルリオスがそう言うとアルグリオとネルグリオ

そしてヌメリオスがあとに続く…



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