事実と悪意
佑奈は二人の大鬼に着いていく形で森を進んでいた
すると森からまばゆいほどの光が漏れでていた二人の大鬼が
そこを進む佑奈もそこに向かう
そして光を抜けるとそこには里があった
そして村の門の前には一人の老いた大鬼がいた
そして男の大鬼がその老いた大鬼に耳打ちで何か話しているすると
「おぉ我らが守護神様どうか我らにあなた様のご加護を」
そう老いた大鬼が右手と右足を地面につけて言うと二人の大鬼も同様に右足と右手を地面につける
佑奈は戸惑いを見せ何がなんだかわからずにいてそして話そうにも話せないその葛藤があっり頭では
(どうしよう話そうにも鳴き声しかでないかもしれないし「人化」できればなぁ)
そう思ったその時
『確認しました。「人化」を開始します』
佑奈の頭に直接そう聞こえた
すると九本の尾が佑奈を包んだそしてその尾が開くと
そこには小さい裸の少女がいた
その少女は身長がだいたい130㎝位の身長に
右目は青紫左目は黄色の青紫邪眼に
頭には狐のような耳がある幼女がいた
それを見ていた3人は驚きのあまり声が出ず呆然としていた
「あのぉどうゆう事なのか説明して欲しいんですけど?」
佑奈の一言を聞き老いた大鬼は我にかえり
「かしこまりましたでは詳しい話は里の中で」
そう老いた大鬼が一礼しそう言うそして手を叩き
「ほらシャキッとしなほらこの御方に何か着るものを」
老いた大鬼の一言で2人の大鬼が我にかえり
そして即席の布で上半身と下半身を隠した
そして佑奈は門をくぐり村の中に入った
その光景を見た佑奈は少し驚いた
村は活気に溢れていた
そして村の中にあった一つの大きい家があったそれは老いた大鬼の家と思われる
大きい屋敷だった
そして佑奈達はそのの屋敷の中に入った
そして1つ目のとを開けた日本の書院造みたいな造りの部屋に案内された
そして
「えーとそろそろ説明して欲しいのだけどなんで私が守護神なの?」
首を少し横に傾げて聞く
「畏まりましたではご説明いたしましょう」
佑奈はここでようやく「守護神様」そう呼ばれるのか理解した
それは大鬼が信仰する宗教狐火教が関係していた
狐火教とは…遥か昔に一人の大鬼が深手をおいこの森で倒れていたところ一匹の
九尾の狐の放った癒しの狐火によって一命をとりとめ
その大鬼が故郷であるこの村でその話をしたところ瞬く間に広がっていき
いつしか九尾の狐を崇めるようになり
そして生まれたのが狐火教だった
「我ら大鬼の村は代々九尾の狐を守りそして監視をしお守りしてきたが人間達の乱獲によって個体数は減っていき
今ではあなた様を含め50体しかいないのですそれで我ら大鬼は世界中に飛び世界中の九尾の狐を保護監視をしている中あなた様と出会ったのです」
老いた大鬼の説明を聞き
何となく大鬼の実情と九尾の狐の数の少なさを知ることとなった佑奈
「申し遅れました私サゲンタと申しますそしてこちらが」
老いた大鬼サゲンタが女性の大鬼を指さし
「はじめまして私は鬼和番のサクヤと申します
そしてこちらが」
「同じく鬼和番のサヘイジと申しますいごお見知りおきお」
サクヤとサヘイジが軽く自己紹介をするそして
「本当は二人に守護神様をお守りする任務についてもらおうと思ったの
だがサヘイジには別の任務があるからそうですね…
ではサクヤお前が守護神様をお守りする任務を与える心してかかれ」
サヘイジが若干悩みながらも決断しサクヤに九尾の狐である佑奈を
お守りする任務を与えた
「ハッ!その任務承りました」
サクヤは左足の膝を地面につけ握った右手を地面につけて
真剣そうな面持ちで言う
「では我々は守護神様のことを
何とお呼びすればよろしいのでしょうか?」
サクヤのふとした一言にサヘイジがうなずくそして
「そうであったな守護神様我々はあなた様のことを
何とお呼びすればよろしいのでしょうか?」
サゲンタが佑奈の方を見て聞く
(うーんどうしようなんて名前しよう)
佑奈は悩んでいたそしてふと自分の尻尾を見てひらめいた
「私の尻尾一本だけ白いからハクビ私の名はハクビ」
佑奈は自身の名をそう宣言した
「ハクビおぉなんとも素晴らしい名ですなわかりました
これからはハクビ様とお呼びしましょうサヘイジ皆に公布をする準備を」
サゲンタが天を見て感銘を受けながらサヘイジに指示する
「御意」
サゲンタはそう言いそのばを離れる
「そうだ!サクヤお守りするのと同時に身の回りのお世話もお前に任せる」
サヘイジがふと手を叩いて思いつき言う
「では後は任せるぞサクヤ」
「ハッ!」
サヘイジがその部屋のとを閉めながら言いサクヤもそれに答える
「あのぉ…サゲンタさんこの屋敷で準備するのでは?」
ハクビがサゲンタがとを閉めきる手前で聞いた
「ハクビ様私やサクヤさらにはサヘイジそれよか我々大鬼の村の者達に
"さん”付けは不要ですあと敬語は不要ですそして
この屋敷はすべてハクビ様の物ですどうぞご自由にお使いください」
サゲンタがそう言ってとを閉める
そしてサクヤとハクビの二人きりになった
少しの間の静寂に我慢を切らしたサクヤが
「もう我慢できない!あぁーハクビ様可愛い」
サクヤが笑顔を見せてそう言いながらハクビに抱きつく…
その頃とある国のある酒場
その酒場には三人の女性しかいないそこに
「姉御…クラリオスの姉御凄いものを見たんですよ」
大柄の坊主の男が慌てた様子で入ってきてバーカウンターに座る女性に言う
「ヒック…アルグリオヒック…どうしたんだそんなに慌てて」
大柄の坊主の男をアルグリオそう言った女性クラリオスが
しゃっくりをしながらそう言う
「姉さん飲み過ぎだよ」
「そうですぜ姉御」
クラリオスの隣に座ってた女性とアルグリオの後に入ってきた
ひ弱に見える男がクラリオスに向けて言う
「良いじゃない酒は旨いんだから良いじゃない
フルリオスもネルグリオも固いこと言わないの」
クラリオスが酒を一口飲んでから隣に座っていたフルリオスと
ひ弱に見えるネルグリオに向かって言う
「ヌメリオスもう一杯」
クラリオスが持っていた空のジョッキをバーカウンターに置いて
バーカウンターにいた女性に言う
その女性はバーテンダーの格好をしていた
「お姉ちゃん本当に飲み過ぎだよ大丈夫?」
「大丈夫だよだからもう一杯」
クラリオスはそう言ってヌメリオスに催促する
「わかったよでも一杯だけだよ」
ヌメリオスがジョッキに酒を注ぎながら言う
「わかった」
クラリオスがそう言うがもう酔いが回ってきているようだ
「二人とも座って…で何を見たの」
フルリオスがアルグリオとネルグリオを座らせて聞く
「ヘェイ実はウルグレスの森に行ったら何とそこに九尾の狐がいたんですよ!」
アルグリオが手振り混じりにそう言うと
「それは本当か?なんで捕まえなかったんだよ」
フルリオスがアルグリオの胸ぐらを掴んで上下に振りながらそう言う
「それが実は邪魔が入ったんですよ」
ネルグリオがそう言うと
「邪魔?誰が邪魔したんだよ」
そう言ってアルグリオを離す
「それが何と大鬼なんですよ」
ネルグリオがそう言うと
「大鬼?何で大鬼が九尾の狐を守るんだ?」
フルリオスが思考しつつ言う
「ネルグリオいつもの情報屋にウルグレスの森と大鬼に
ついて聞いてきてくれる」
フルリオスがネルグリオにそう指示する
「そう言いと思ってこの街に戻ってすぐに聞いてきたぜ」
ネルグリオがそう言いながら懐から地図をだす
「さすが仕事が速いで何がわかった?」
そう言うとネルグリオが地図をバーカウンターに広げる
「ヘェイ!この街を出て南東にだいたい10キロ行ったところの
ヘルモルズの崖で邪魔されたんですがそこから東に9キロ歩いたところに
大鬼の隠れ村があるみたいです」
ネルグリオがフルリオスに細かい位置と場所を説明した
「うーんよし!明日その大鬼の隠れ村に行って九尾の狐がいるか確かめ
もしいるなら捕まえてどっかの貴族にでも売り飛ばすかぁそれでいいね姉さん」
そう考え込みながら笑みを浮かべながらクラリオスに聞く
「うーん?それでいいよ」
バーカウンターに顎をつけて顔が頬は赤くなって完全に酔った
状態でクラリオスは言う
「うわぁ酒臭っさもぉあれから何杯飲んだのヌメリオス手伝って」
フルリオスとヌメリオスがクラリオスの肩に手を回して
酒場の裏に連れてこうとする
「じゃあ二人とも明日に備えて準備して」
フルリオスがそう言うと
「あぁわかった」
「ヘェイわかりましたぜ」
アルグリオとネルグリオが一礼してそう言う
魔の手が迫っていることそしてこのことが悲劇を孕むことを
まだハクビは知らない…