プログホーン
雷獣ルリリが仲間になってからはや二週間がたったある日その日は雷が鳴り響くあいにくの天気だった
「もぉ! 今日は村の外でも散歩しようと思ったのに!」
ハクビがそう言うと続けて
「ていうか! 何してるのキューコ?」
ハクビはそう言ってコキュートスの方を見たそこには座布団を頭に被せて震えているコキュートスがいた
「もしかして… 雷が怖いの!」
ハクビがそう笑みをうかべて言うと
「はぁ! そんなわけな… ヒィ!」
コキュートスがそう言いかけると雷が光って可愛い悲鳴を上げた…
一方その頃大鬼の隠れ村に入るための門では…
「はぁ! 暇だなぁ! しかもこんな天気じゃあ外での見張りも出来ないじゃあねぇか!」
「まぁ! 仕方ねぇよ! まぁそれでも中から監視できるようにしてくれたんだからそれだけでも…んん?」
門番の大鬼の一人が何かに気づいて会話を止めた
「どうしたんだ!?」
同じく門番の大鬼の一人がそう聞くと
「いやぁ! 何か聞こえないか!?」
そう最初に異変に気づいた門番の大鬼がそう言うと
「本当だ! じゃあ俺が見てくるよ!」
もう一人の大鬼がそう言って村に入るための門の外側の階段を降りて行く
そしてその大鬼が門の前にある門番しか入ることができない扉の小窓から覗くとそこには一人の大きな荷物を持った女性が立っていただがその女性は明らかに人間ではなかったなぜならその女性には人間にはない二本の枝分かれした角と尻尾が生えていたからである
「君何しにきたの?」
門番の大鬼はそう女性に問いかけるそして女性は声がした方を向いて
「私はここに『ハクビ様』という九尾の狐がいると聞いて来たのです!」
その女性はそう言うと
「少々お待ちを!」
門番の大鬼はそう慌てた様子で言って階段をかけ上がる
「どうした?」
最初に異変に気づいた門番の大鬼がそう聞くと
「ハクビ様に会いたいって言ってる奴が来ているからどうしたらいいのかわからずに慌ててあがってきたんだがどうしたいいか?」
そうもう一人の大鬼が息を荒げて聞くと
「長老を呼んでくるよ!」
最初に異変に気づいた門番の大鬼がそう言って門の内側の方の階段をかけ降りる
そしてそれから数分後…
長老の指示で門が開けられた
「まさかお主だったか! まぁいい案内するからついてくるんだ!」
サゲンタがそう言ってその女性をハクビのいる屋敷ヘと歩みを進めた
そしてハクビの屋敷に着き中に入ってすぐにある応接間に案内された
「ここで待っていてくれ!」
サゲンタがそう言うと女性は応接間に用意されていた座布団に腰をかける
そして数分後…
その女性が座っているところの前の襖が開いてハクビが入ってくるその後ろからサクヤとサゲンタが入る
「あなたが私に会いたいってきた人だね!」
ハクビがそう言うと
「はい! おっと! 自己紹介がまだでしたねぇ! 私は『枝角鹿人』のエルアといいます! 以後お見知りおきを!」
その女性エルアがそう自己紹介をすると
「私は『九尾の狐』のハクビはいいます!」
ハクビも自己紹介をかえすそして
「無礼なのは重重承知で申し上げます! 私をあなた様の配下に加えさせてくださいませんか!」
エルアはその場で座礼をしてそう言うと
「いいよ!」
ハクビは軽いノリでそう言った後サゲンタを見るとものすごく嫌な顔をしてエルアを見ていた…




