怪人の創る魔法
彼は走っていた。
明方の日差しが差し込む館の中、追手から逃げるために走っていた。
この時、彼は盗みを働いていた。
だが、悪人の行う盗みなどではなく、悪党に盗られたものを奪い返す為の盗みだった。
彼が盗んだもの。
それは、
《魔法》
だった。
彼が悪党から奪還した魔法。
それはいつも彼の手によって、形となって人々の前に姿を表していた。
基本、魔法は物体としての原型を持っておらず、常人には形にすることができない。
だが、彼は違った。
彼は特別、魔法を扱えるような存在だった。
しかし、それが悪かった。
その事が仇となり、今回の事件が起きてしまった。
下劣な悪党は魔法を妬み、本来あるべき場所から魔法を奪い取ってひっそりと館の奥へと隠してしまったのだ。
そこで彼は立ち上がった。
強欲な悪党から魔法を取り戻すべく、館へと走った。
そして悪党との闘いの末、彼は魔法を取り返したのだ。
だが、それはあくまで金庫の護りを破っただけの話。
きっとまた、悪党たちは新たに別の魔法を盗みに来るだろう。
その時彼はまた、館へと出向くのだ。
この戦いは終わることはない。
けれど、彼が魔法を一度取り返す度にまた一輪。彼の庭園のずっと蕾だった薔薇が綺麗に咲き誇るのだ。
どうも皆様おはこんばんにちは!!
初めましての方は初めまして。
別作も見てくださった方はいらっしゃいませ!
天河蒼夏です!
久しぶりの投稿が…。短編でした!私もびっくりです!多分、皆さま以上に驚いてます!
因みに本編、私のTwitterのイラストが元になっておりますです。ハイ。
「怪盗“モデル様”」
になってますです。ハイ。
普段とは違う書き方をしたのは…気分です!
多分、モデル様も浮上気味なので投稿頻度はこれからもまちまち…暇つぶし程度でお楽しみくださいませ。(ちゃんと投稿しろ!と、思ってくださる方がいらっしゃった場合はTwitterで伝えてくださると嬉しいです)
それでは改めて、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!




