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第42話〜生き残る

…………。

…………。


迷宮に断末魔の叫びが響く。


目の前で一匹のプチデビルが灰になる。


残されたのは小さな破片のような石だけ。


灰は隙間に吸われるように床へと消えていった。


ーーーピギャッ!?


最後の一匹に、ナイフを振り下ろす。


何度も。


何度も、何度も。


何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。


気が付けばそこには小さな石だけが残されていた。


床には刃先が抉った跡が幾多も刻まれている。


駄目だ。


クールになれ。


熱くなるな。


これ以上奪われるな。


大丈夫、僕はクールだ。


あれ、一人称は俺だったっけ?


私だったかな。


…………。


数日が経った。


片手に慣れるのは本当に苦労した。


片手が無くなっただけでバランスが悪い。


軽く走るだけで脈打つように傷口が痛む。


つい左手があるようにモノを掴もうとしてしまう。


それでも必死になれば、人間は何だってできる。


あのプチデビルと遭遇した場所に行ってみた。


するとそこには二本のナイフと小さな石が落ちていた。


どうやらあの後、プチデビルは力尽きたらしい。


ナイフを回収できたのは良いが、片手でしか使えないのでベルトとナイフを収めるホルスターを改めて調整する。


余計バランスが悪くなったがしょうがない。


…………。


片手で苦労しつつ地図作成マッピングしていると、ついに階段を見つけた。


もう水筒の中身は空だ。


長い階段を上る。


…………。


階段の途中で大きく破れたバックパックを見つけた。


死体はない。


ただバックパックには渇いた血がべっとりと付着していた。


床には跡はない。


もしかしたらダンジョンに食べられたのかもしれない。


なんて。


漁ると中には保存食と医療品らしきもの、試験管に入った色の付いた水などを手に入れることができた。


水筒は見つけたが、中身は空だった。


しかし入れ物として使えるかもしれないので持っていく。


水筒の表面には円形の図形の中に不思議な模様が描かれたデザインがあった。

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