第28話〜結局最後に信じられるのは金
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1、報酬を選ぶ。
2、アイテムを選ぶ。
3、取得するボーナスを選ぶ。
4、取得するスキルを選ぶ。
5、特典ボーナスを選ぶ。
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よし、じゃあクリア特典を選ぼう!
なぜだかクリア特典を選ぶのにものすごく時間がかかったような気がするが、きっと気のせいだ。
空中に浮かぶ選択肢をタップする。
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1、報酬を選ぶ。
・金貨100枚
・金塊10kg
:
:
:
・奴隷10人
:
:
:
・ミスリル鉱石1kg
:
:
:
・オリハルコンの原石0.1kg
:
:
:
・諭吉10000枚
・福沢諭◯
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報酬の項目がズラリと出てきた。
金銭かそれに準ずる物品が並んでいる。
一番上が金貨100枚か。
この世界だとどれくらいの価値があるんだろう。
金塊は正直持て余しそうだが。
「ベル。この世界の貨幣価値について教えて」
『はい。えっとですね…』
だいたいこんな感じらしい。
石貨=1円
銅貨=10円
鉄貨=100円
鋼貨=1000円
銀貨=1万円
金貨=10万円
白金貨=100万円
神銀貨=1000万円
神金貨=1億円
紙幣は流通していないそうだ。
一応証文などでやり取りされることもあるらしいが。
ほかにも現物取引もある。
うーん、お金はあるだけ便利だな。
金貨100枚なので1000万。
結構、というか庶民感覚からすると大金だな。
持ってることがバレると面倒だけど、ないよりはあった方がいい。
選択肢が広がる。
その下の金塊はさすがに……いや、資産価値…、うん、嵩張るし初期から持ち物に金塊はお荷物か。
その下にも色々あって…………ん?奴隷?
奴隷か…。
『この世界では奴隷は一般的ですね。犯罪奴隷を除けば、契約主に衣食住を保障されますし、契約奴隷として働きに出る人も結構います』
衣食住の保証された契約社員的な?
それ、ブラック企業勤めの人よりも待遇良くね?
なんて考えが頭に浮かんだ。
さすがに今の状態で奴隷10人分の衣食住は保障できない。
報酬として出る奴隷がどんなものかは気になるけど、興味本位は責任がなさすぎる。
…………。
さらにズラッと項目を下に見ていくと、ミスリル鉱石やオリハルコンと言った異世界ワードもある。
心躍る選択肢だが、金塊同様に現段階ではお荷物だ。
現状を鑑みれば一番上の金貨100枚が現実的な選択だろう。
って
「んん?」
一番下の方に変な選択肢があった。
諭吉、福◯諭吉だと?
なぜだか分からないが、凄まじく心惹かれるものがある!
なぜだ?
諭吉10000枚とあるからにはそれは枚数で数えられるものだろう。
福沢諭吉というのは人名のようだが、金貨や金塊の例からして諭吉の原型のナニカか。
一億枚。
金貨100枚に匹敵するのが金塊10kgなのだとしたら、福沢諭吉は諭吉10000枚分の価値があるモノなのか?
『◯沢諭吉という人物はナナシさんのいた世界の紙幣に印刷された歴史的な人物のようですね』
つまり異世界では何の価値もないってことか。
いや、歴史的な人物ということは異世界でも活躍する人材ということでは?
『えっと、残念ながら迷宮で活躍できるような方ではなさそうですね。いえ、可能性としては万が一がありますが…』
ベルの顔が(・_・;←こんな感じだ。
きっとこれもベイオルフの悪ふざけに違いない。
一番上の選択肢にある金貨100枚をタップした。
足下にズシリと重そうな皮袋が現れる。
結局信じられるのは異世界でも金だった。




