第11話〜上位種たちとの闘い
クリスマスですね。
私は朝から小説家になろうを読み漁ってます。
…………。
長い階段を上り終えた。
想像通り、そこには大部屋が広がっている。
大部屋にはまだ何もいない。
しかし一歩でも踏み込めば地面から湧き出すようにモンスターが現れるのは知っている。
すでに装備の点検などは終えている。
一歩踏み出した。
…………。
地面から湧き出すようにして複数のモンスターが現れた。
徘徊者の上位種が二体。
小鬼の上位種が二体。
そしてその前面に立つのは二足歩行の犬を人間寄りにしたような犬人、その数四体。
合計八体。
五階層では上位種が一体で、取り巻きに何体かいただけだったが、今回はやはり難易度が上がってる。
上位種は五階層以降はごく稀に一体出てくるかどうかだった。
その強さは下位種の数段上程度。
徘徊者の上位種、ダークシャドウに関してはライトを数秒間当てないと倒せないくらいだ。
…………。
正直なところ恐怖心は少ない。
実感はないが、ここで仮にやられた所で記憶を失って目覚めるだけだからだろう。
現実的ではないが、ここがゲームの世界の可能性が高いからかもしれないが。
「…………。」
クールなのはいいが、緊張感は持とう。
怪我をしたら痕は残るし、万が一大怪我を負ったらどうなるかは分からない。
それに何と無くだが、今のこの状態は危険な気がする。
…………。
ーーーグルルル
ーーーギャンギャンッ
犬人が一斉に飛びかかってきた。
犬のような頭部に二足歩行の獣の姿。
犬種に詳しくないので例えようがないが、毛並みはボサボサで、色は薄汚れたような茶色。
大きさは中型犬ほどだが、その顔に愛らしさはなく肉に飢えた獣そのものだ。
小さいが尖った牙を剥き出しにして、テラテラと口から垂れて光る涎が生理的嫌悪感を掻き立てる。
飛びかかってきた、とはいえ正直なところそこまでの速さはない。
これなら四足歩行の方がまだ素早かったのではなかろうか?
真っ先に飛びかかってきた1匹の首をナイフで撫でるように切る。
ーーーギャィン!
首から血を吹き出した犬人はそのまま床を転げ回っているので放っておく。
2匹目も同じように飛びかかってきたところを首を切りつけて大量出血を起こさせる。
ーーーグルルル…
ーーーグルルル…
すると残った2匹は距離をとってこちらを窺い出した。
さすがに仲間が簡単にやられて、何も考えないほど知能は低くないようだ。
しかしこちらとしては出方を窺っているわけにもいかない。
後ろのダークシャドウと小鬼の上位種ボブゴブリンが動き出した。
距離はそこそこあるが、乱戦になるとマズイ。
手早く倒さないと…。
師走も休暇に入れば一息つけますね。
まぁまだ大掃除が残ってるんですが…。




