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◇◇夕焼けが擬人化(美少女)して僕の元にやってきたら・・・

作者: まぐ花つぷ

今日はすごい夕焼けだなあ。

僕は今、河川敷にいる。

学校の帰り・・ではない。今日は家にいた。そっと抜け出してきたのだ。


僕はいつも夕焼けをみるようにしている。

沈むまでみることにしている。

そして明日こそは、と思うのだ。


あれ..


なにか今日の夕焼けは変だなあ・・

どんどん人の形に変わっていくよう・・・

いやっ!

人の形だよ!

ん?

あっ・・

このシルエット、凹凸は..

女の人だ..

女の人のシルエットだ・・

オレンジ色の女の人のシルエットが目の前に広がっていた。


「みえているのでしょ?」


声が聴こえる。

美しい声だ..


「今、そっちに行くね!」


え?


嘘!

美少女が!

オレンジ色の女の人のシルエットから美少女が飛び出してきた!


「こんにちは」

「こ、こんにちは・・」

僕の目の前に同じ歳くらいの美少女が立っている。

信じられない...

「わたしは夕陽。逢いたかったよ」

「・・なんで」

「いつもわたしを見ていてくれたから」

「あ・・」


この美少女・夕陽の周りはオレンジ色に包まれている。

なんという美しさ…

生きていてよかったと心の底から思った。


「言いたいことがあって」

「..?」

「今日でお別れなの」

「え?」

「夕陽はね、四季で交代するの。わたしは冬の夕陽、明日からは春の夕陽さんにバトンタッチ」

「き、君はどうなるの?」


夕陽はそれには答えずに微笑んだ。


「時間だ、じゃあね..!」


夕陽はそう言って空に映える夕焼けに戻った。

そして、ゆっくりと沈んでいった。


「.......」


完全にあたりが暗くなる前に、僕は家に帰ろうと思った。

完全に暗くなる前に。

そうか、明日から、春なんだね。


タオルになっちゃう女の子と洗濯バサミに生まれ変わる男の子の話、

『あたらしい美少女はいちど洗ってから♪』を連載中です(❀╹◡╹)ノ゛


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