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第六話 計画
「ついに明日か…!」
武音はそう呟いた。
そう、今はおっぱいチャンピオン決定戦の前日の夜7時だ。
「やっぱり体力使うと思うし、もう寝るかぁ。」
武音は少し緊張感のある表情で自分の部屋に向かう。
だがしかし、少し変な予感がしてくる。
「なんだ…この嫌な予感は…」
その予感は、当たっていた。
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武音の予感と、ほぼ同じぐらいの時間に、乙杯はこう呟いていた。
「やっタ…ついニ、完成しタ…」
パソコンにはたくさんのコードが書いてある画面が映っている。
「やっタ!やっタよ父さン!ついに…『アレ』が完成したヨ…!」
「やっとか…」
乙杯の父は、ベットで目をこすりながらそう言った。
「やったヨ… これで、今夜ついに… 僕の母さんが……!」
「ああ、お前の母さん…俺の嫁… いや、おっぱいが蘇る…
『人類おっぱい計画』が、完成したのだから!!!」
乙杯の父は、パソコンの横にあるボタンを押した。