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『バグって転生!? 不審者カケル、世界最強の賢者になる』  作者: MZKDM
【第2章】試練の洞窟と最初の進化
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第六話

洞窟内は予想以上に危険だった。


通路の天井からはトゲ付きのコウモリがぶら下がり、地面からはスライムが突然湧き出る。中層を超えたあたりからは、斧を振り回すゴブリンの群れまで登場した。


「こいつら、マジで容赦ないな……!」


「カケル、右! くるよ!」


「《ファイアスパーク》!」


咄嗟に放った魔法が、火花のように弾けてゴブリンの動きを封じる。


(少しずつ……スキル、扱えるようになってる)


スキル一覧はバグって空欄のままだが、感覚で“意図”を叩き込むと、魔法が発動するようになってきた。普通の魔法ではない、プログラムコードのような魔力の干渉。


《Input : Fire + Spark → Output : Burst》


もはやこれは、呪文ではなく構築式スキルだ。


「……俺、システムそのものに干渉してるのか?」


そんな異常性に気づきつつも、今は目の前の敵に集中する。

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