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『バグって転生!? 不審者カケル、世界最強の賢者になる』  作者: MZKDM
【第2章】試練の洞窟と最初の進化
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第五話

「……で、本当にここ、新人向けのダンジョンなんですか?」


その洞窟の前に立った俺は、思わず口に出していた。


薄暗くうねる岩壁、口を開いたような黒い穴。そして微かに漂う血と鉄の匂い。

どう見ても、“初心者歓迎”の空気じゃない。


「新人向けだったのは、ずっと昔の話だよ。今は、魔物の巣窟になってる」


そう言ったのはリーネ。俺の右手には、アスヴェルトの手描きの地図。今朝早く、彼と別れてからリーネに案内されるまま、ここまで来た。


「こんな場所、何のために……」


「自分の力、試してみたいんでしょ?」


図星だった。


俺は“バグ”という異常な状態にある。

だがそれが“可能性”であるならば、試さなければ意味がない。


「……行こう。死なない程度に、ね」


「フフ、言ったね? 後で泣いても助けないよ?」

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