君と共に物を食ふ
美味しい
それがコンビニのおにぎり
君の握ったおにぎり
それが袋のサンド
君の作ったサンド
でも
それは君と共に食べるから
それは君の側で食べるから
美味しい
それがペットボトルのお茶
君の手でそそいだ緑茶
それが自販機の珈琲
君が入れたカップの珈琲
二人ならば美味しい
焦げた目玉焼き
カチカチのご飯
塩辛い味噌汁
焦げ臭い肉じゃが
でも
君が作ったら美味しい
君が笑顔で迎えてくれる
君が側で一緒に食べる
だから
何を食べても僕は
愛しいと思ふ
旦那よ、たまには美味しいと言え、焦げてないだろう。
毎食考えるのは面倒くさいんだよ、
たまには何か買ってこいと、
言いたい主婦の願望により産まれました。