【065】いざ終末の丘へ
ローゲ国王に言われた通り、僕達はタケブ大陸へと繋がるという地…『終末の丘』を目指すことにした。
聞いたことはないのになぜか知ってる気がする地名だ。
もしかしたら、僕の記憶を呼び覚ます鍵があるのかもしれない。
「今回は乗り物は使わないよ。急がば回れだ。」
ローゲ王都に来た時の『音速車』といい、その前の『電力車』といい、立て続けに酷い目に遭っている僕らだ、今回は慎重に行動しようと思う。
もし鍵が全部敵の手にあるとしたら急がないと危険ではあるけど、急いだ結果死んでしまっては元も子もない。
楽観的に考えれば、残る一本の鍵はまだ無事かもしれないし、邪神封印の地もまだ絞りきれてないかもしれない。
それに博打が五錬邪とは別クチって線も考えられなくもない。
まずは焦らず、五体満足で駆けつけることが今の最短距離と考えていいだろう。
「でででも先輩、こんな地図だけで行けちゃいますかねぇ?あのお爺ちゃんが描いたクセの強い手書き地図ですし…」
「心配しなくていいよ栗子。いくら地図が荒いとはいえ、大陸間を繋ぐ港があるなんて特徴的な場所なら、人づてに聞いていくだけでも…」
心配性な栗子を安心させようとする勇者。
しかしどこからともなく、勇者のその考えを否定する声が聞こえてきた。
「いいや、そうでもないぜ勇者?終末の丘からは安全な航路をとれるって利点があるんだが、辿り着くまでが面倒だから意外と詳しい奴は少ねぇんだ。でも大丈夫、この先の道は俺に任せてくれりゃいい。」
「むっ!?そ、その声…お前は…!」
木陰からマジーンが現れた。
「また会ったな勇者。そろそろ来る頃だと思ってたぜ。」
「誰だ!!?」
かつて勇者の仕掛けた罠に押し潰され、圧死したと思われたマジーンが実は生きていた…。
本来であれば怪しさ極まりない話だが、幸いにも勇者は記憶を失っており、パーティーのメンバーも現在とは違うため、誰も気付かないことをマジーンは知っていた。
「オイオイ、誰だとは冷てぇなぁ勇者。俺だよ俺。」
「フッ、残念だね。僕にはまだ子供も孫もいない。」
「いや、詐欺とかじゃねーよ!ほんの少しだったけど一緒に旅したろ?」
「そうかホントに…僕の知り合いなのか。でもゴメン、名前も覚えてないんだ…」
「き、記憶喪失!?マジかよ…。ま、まぁいいさ、気にするなよ。」
「いつか必ず思い出すから待っててくれ、えっと…じゃあとりあえず『マジーン』で。」
安定のネーミングセンスだった。
またもや現れた僕のかつての知り合いらしき人。
まさか魔人の知り合いまでいるとは思わなかったけど、もう面倒なので変に気にするのはやめよう。
とりあえず、困ったのは得意気な顔で現れたマジーンが実は極度の方向音痴だったこと。
おかげで僕達は何度も道に迷わされたため、途中からは無視して進み、なんとか夏前に『終末の丘』に到着できたのだった。
「まったく…。お前がいなければもっと早く着けていたような気がするよ。」
「す、すまねぇ…。今度こそはと思ったんだが…その…」
「にしてもさ、なんか随分荒れ果てた所だね~。一帯がボロボロじゃん。」
盗子の言う通り、辺りはどう見ても普通ではない状況。切り倒された木々、何かに抉られたような岩盤…獰猛な獣か何かが大暴れしたかのような痕跡が生々しかった。
「確かに何かわけありっぽいな…聞いてみようか。ねぇ婆さん、ちょっといい?」
盗子は近くにいた老婆に声をかけた。
「あ~、少し前のことですわ。それはもう激しい戦いがあったんですわ。目にも留まらぬ攻撃が…」
婆さんは聞いてもないのに話し始めた。
「たたた戦いでなんスか!?丘を全壊させちゃうなんてなんてハタ迷惑な…」
獣の仕業と思われたこの惨状は、なんと人間の手によるものらしい。
「怖ろしいことですわ。鉄仮面と黒装束…いかにも怪しげな二人が暴れて、こうなったのですわ。」
「鉄仮面!?それってば、前に栗子のお爺ちゃんとこのロボ軍を全滅させたって奴じゃない!?」
「それに黒装束って…まさか黒錬邪か!?じゃあ一緒に飲みに出掛けたはずの父さんは一体…と、とにかく!最終的にその戦いはどうなったの!?」
「あ~、最後は『警察士』がやって来て現場は封鎖されて…。これ以上のことはちょっと…」
どうやら戦いの結末も父の安否もわからないらしい。
「けけ警察屋さんが動くなんて…。みなさん捕まっちゃったんでしょかねぇ?」
「ところでアンタらは何かね?こんな寂れた丘に何の用で来なすったん?タケブ大陸へ行くなら港はこの下だよ。」
やけに詮索するような目線を向けてくる老婆が少し気にはなったものの、勇者は誤魔化さずに答えた。
「ああ、悪党を倒しにタケブへ行くんだ。僕の中の『勇者』の血に導かれてね。」
「まぁ主に受け継いだのは『魔王』の血だけどね。」
いつも通り突っ込んだ盗子。
普通なら冗談扱いされるのが関の山なのだが、老婆はなぜか思いのほか大袈裟に反応した。
「まっ…て、てことはアンタは『前魔王』…あの子…『終』の息子なのかい!?」
「僕は記憶喪失。そんなこと聞かれても思い出せない。」
「いい加減思い出せよ!アンタは前の『魔王』の子で、アタシは『盗子』なの!」
「そうか、前に道中で聞いてはいたけど…僕はホントに『魔王』の子なんだね…。ところで婆さん、さっき“あの子”とか言ってたけど…母さんと知り合いなの?」
「…わ、ワシぁ、何も知らん。何も知らんですわ。」
とても嘘くさい感じでシラを切る老婆。
「ほ、ホレ。お探しの港はこっちですわ。早く行くがいいですわ。」
嘘がバレてもお構いなしで、露骨に一行を追い出そうとし始めた老婆。
するとその時、丘に着いてすぐにフラッとどこかえ消えていたマジーンが戻ってきた。
「おーい勇者ぁ、あっちになんか村があるぜ?メシにしようや。」
「い、いかん!終のせがれはダメですわ!あの村に近づいちゃいかん!」
「…どうやら、僕の母さんは相当恨まれているみたいだね。」
「悪いことは言わん、素直に立ち去りなされ。行けば絶対傷つきますわ。」
「行こうみんな。僕には知らなきゃならない真実があるらしい。」
「なっ!?待ちなされ、あの村で終の話は…」
引き止めようとする老婆を振り払い、僕達は丘のふもとにある村へと向かった。
そこに何があるのかはわからない。
でも『勇者』として、逃げるわけにはいかないんだ。
「こ、ここは…まさかあの噂の『ケンド村』じゃねぇか!?やっぱそうだ、この彫像…間違いねぇ…!」
村の入り口に置かれた怪しげな像を見て、マジーンは驚きの声を上げた。
「ん?何か知ってるのかマジーン?」
「前に何かの文献で見たことあるぜ。『前魔王:終』の故郷…それがこの村だ。」
「まま『魔王』さんが生まれやがった村なんて…け結構ヤバげじゃないですか?」
何かが起こりそうな気配を感じ、怯える栗子。
「きっと毎晩が血の晩餐だね。」
そこに追い討ちをかける姫。
「おっかないよ姫!イメージ的にわかんないでもないから超おっかないよ!」
「ん~?どうしたんだ旅のガキども?こんな辺鄙な村に何か用で?」
村の入り口で騒いでいると、宿屋の中から店主らしい男が現れ声をかけてきた。
「あ、聞いてくれ村の人。僕は『魔王』の…」
「ちょっ、待ってよ勇者!いきなりそんな…!」
「あ゛ぁ!?『魔王』だぁ!!?」
“魔王”という単語を聞いた瞬間、優しそうだった顔が一変し、般若のような顔と化した店主。
「“魔法”の勉強に来たんだ。」
勇者は瞬間的に誤魔化した。
「ほぉ~、じゃあ兄ちゃんらは、魔法の勉強のために世界中を旅しとると?」
その後、なんとか即興の嘘で宿屋の店主を騙すことに成功した勇者達。
どうやら先ほどの老婆が言った通り、『前魔王』の話はこの村では禁句らしい。
下手に怒らせると何の情報も得られない危険性があるため、まずは話を合わせるのが得策と勇者は考えた。
「そ、そうなんだ。見た目はバラバラだけど、実は僕らみんな魔法使いなんだ。」
「う、うん!メチャメチャ魔法使いだよ!ねぇ姫!?」
「うん。“魔王の遣い”だよ。」
これで悪気が無いから怖い。
「…嬢ちゃん、悪いことは言わねぇ。この村でその単語は使わん方がいい。」
「まぁ地元から『魔王』が出たんだ、そりゃあ良くは思ってねぇだろなぁ。」
マジーンが事実を知る旨を伝えると、店主は少し驚き、そして肩を落とした。
「…知っとって来たんか。なら話は早ぇ、これ以上は聞かんでくれ。」
店主は頑として語る気は無いようだが、勇者としても退くわけにはいかない。
「いや、そうもいかないんだ。なぜなら僕は『魔王』の…」
「あ゛ぁ!?」
「“魔法”の勉強に来たんだ。」
勇者は無理を承知で誤魔化した。
危ういところだったけど二度目もなんとか誤魔化しきった僕達は、店主の計らいで無料で泊めてもらえることになった。
意外にもいい人で助かった。
ホントは聞きたいことが山ほどあったけど、さっきのあの感じではどうにも切り出しづらい。
「う~ん、どうする勇者?なんとか聞き出す?それとも聞かずに旅立つ?」
五人部屋に通された一行は、ベッドに転がりながら次の作戦を考えていた。
本来の目的とは逸れる一件ではあるが、ここまで来たら何も知らずに帰るわけにもいかない。
「…わからない。とりあえずマジーン、知ってることを全部話してくれない?」
「わ、悪ぃ。俺も詳しいことは知らねぇんだ。結構謎の多い話でさぁ。」
実のところ敵かも味方かもわからないマジーン。
本当は何かしら知っていそうではあるが、とりあえず今は何も話す気は無いようだ。
するとその代わりに、姫が名乗りを上げた。
「じゃあ私が適当に考えるよ。こう見えても絵本作家になるのが夢だよ。」
「考えるのかよ!知りたいのはそんな作り話じゃ…って『療法士』は!?」
「昔々あるところに『魔王』さんがいて、何人か生け贄にしました。」
「しかも“サスペンス”じゃん!」
「…よし、やっぱり話を聞きに行こう。このままじゃ眠れそうにない。」
結局、気になって眠れない勇者達は、ダメ元で店主の部屋へと向かった。
コンコン
「…入りな。多分来るんじゃねぇかとは思っとったよ。」
勇者らの予想に反して、店主は易々と勇者達を招き入れた。
店主の読みの方が確かだったようだ。
「お邪魔するよ。用件は…わかってるみたいだから言わなくてよさそうだね。」
「『魔王:終』について聞きたがる奴は、たまにいるしな。見りゃ気づくわ。」
「じゃ、じゃあ話してくれるのか?意外にもすんなりと…」
勇者は思わず期待してしまったが、やはりそう簡単にはいかない模様。
ここから勇者と店主の押し問答が続く。
「フン、嫌だね。この話は他言するなってのが、村の掟なんでな。」
「そこをなんとか頼む!大事なことなんだよ!」
「何て言われても駄目なものは駄目だ!」
「お願いだ!」
「断る!」
「お礼は弾むよ。」
「さて、何から話そうか。」
村の掟はどうした。
そしてしばらく考えた後、店主は静かに語り始めた。
それは僕にとっては辛い真実だった。
「俺ぁ見たんだ。奴ぁ…奴は『魔王』になるために、仲間を生け贄にしたんだ!」
「い、生け贄!?さっきの姫の創作が当たっちゃってるし!」
「盗子ちゃん…訴える準備は、できてるよ。」
「なんでアンタは著作権主張する気なの!?ややこしくなるからチョット黙っててくれる!?」
「あの女は…終の奴はなぁ…!」
聞けば、勇者の母が『魔王』となった日…このケンド村は血の海と化したのだという。
それは若き日の店主も含めた村人の半数が、村祭りの準備のため出払っていた時の出来事。
『魔王』へ転職するための儀式として、終により八つ裂きにされた残りの村人達は…最終的に村ごと焼き払われた。
それが、ただ一人残された生存者が、帰還した者達に告げた全てらしい。
「俺ぁ見たんだ。俺達が焼けた村を前に途方に暮れていた時、あの丘の上から…冷たく村を見下ろす、血まみれの終の姿を。」
宿屋の店主から伝えられた、母の非道な所業。
『元魔王』なのは確かなだけに疑う余地の方が少ないわけだが、勇者はどうしても受け入れたくないようだ。
「…う、嘘だ!そんな話は嘘っぱちだ!」
「嘘なもんかよ!俺は思うね、あんな奴ぁ生まれてこなきゃ良かったんだよ!」
「ッ!!!」
店主は勇者が抵抗する理由を知らないため、言葉に遠慮が無い。
「ちょっ、ちょっとそれは言い過ぎなんじゃないの!?いくらなんでも…」
「あ?んなこたねぇさ!奴ぁ『魔王』になったんだぜ!?人間のクズさ!!」
さらにヒートアップする店主。
勇者の我慢もそろそろ限界だ。そろそろ撤退しないとマズい。
「き、貴様…!僕の…僕の…!」
「ん?なんだい、お前の何がどうしたってんだ?」
「僕の母さんを、悪く言うなっ!!」
勇者は我慢しきれなかった。
「わーー!ゆゆゆ勇者ぁーーー!?」
「か、か、か、“母さん”だとぉ!!?」
「“魔法”の勉強に来たんだ。」
「いや、それって別に万能じゃないよ!?今回は1ミリもかすってないから無理だってば!」
ふぅ、やれやれ…。
思わず感情的になってしまい、不覚にも村人に僕の正体がバレてしまった。
でも罪の無い村人を斬るわけにはいかない。
悔しいけど逃げるしかないようだ。
というわけで僕らは、急いで港へ。
今ならまだ深夜便に間に合うかもしれない。
「待てー!待ちやがれガキどもー!絶対船には乗らせねぇぞーー!!」
鬼の形相で追ってくる宿屋の店主。
さらに、騒ぎを聞きつけて他の村人達も追いかけてくる。
「急ぐんだみんな!もう出港寸前だけど、チャンスだよ!乗れば逃げ切れる!」
「駄目だよ勇者!なんか張ってる奴らがいるよ!さっすが田舎、情報早いよ!」
「逃がさねーぞクソガキどもがー!!」
盗子が指差す先には、十人を超える村人が待ち構えている。
これはどう考えても避けて通れる状況ではない。
「くっ、仕方ない!こうなったら…戦うしか…!」
勇者が腹を決めたその時、意を決したような顔で栗子が名乗りを上げた。
どうやら他のみんなを逃がすため、自分一人が犠牲になるつもりのようだ。
「ここっここは私に任せちゃってくださいな!踊ってよ『機関踊草花』!!」
<機関踊草花>
野生の草花を加工し、カラクリ草花に変換したもの。
見てるとなぜか踊りたくなる。
機関技師が踊っている間、その効果は持続する。
「こ、これは…機械仕掛けの花か?一瞬でこれだけのモンを作り出すって…スゲェな。」
マジーンが言う通り、かなりの実力が必要な技だというのは誰が見ても明らかだった。
思えばありあわせの材料でロボを停止させるリモコンを作ったり、扱いの難しい音速車の整備をこなすなど、栗子の能力値は思いのほか高いのだ。
「ささ、さぁみなさん!レッツ・ダンシーング!踊り狂えばいいんですよぅ!」
「なっ、なんだよコリャ!?体が勝手に…!」
深夜に農耕具を手に少女を取り囲み、謎の草に合わせて踊り狂う大人達…。もし見かけたら、そこそこの悪人でも思わず通報したくなる光景だ。
「い行っちゃってください先輩!わわわ私のことは気にせずにぃー!」
見事村人達の足止めに成功した栗子は、他のみんなを逃がすべく叫んだ。
だが勇者らも踊りに夢中だ。
「くっ!踊ってちゃ進めないけど花が止まれば囲まれる…!一体どうすれば…!」
「わーん!ごごごめんなさいー!わ私が浅はかでしたよー!!」
ナイスな作戦かと思いきや致命的な穴があった。
打開策が浮かばず、そのまま限界まで踊るかと思われた一行だったが、意外な人物が意外な活躍を見せることとなる。
「大丈夫、私がなんとかするよ!」
そう、名乗りを上げたのは姫。
全員の“不安”パラメータが100上がった。
「ちょ、ちょっと待って姫!まだみんな心の準備が…」
「むー!あのお花ちゃん…〔無視〕!!」
姫は〔無視〕を唱えた。
奇妙な光が勇者達を包む。
〔無視〕
魔法士:LEVEL14の魔法(消費MP16)
指定した対象を無視できるようになる魔法。度が過ぎると学級会で問題になる。
「…あっ、自由になった!?やるじゃん姫!なんか花の踊りが全然気になんなくなったよ!」
「よし!姫ちゃん、栗子、マジーン、今のうちに行くよ!」
「あれっ、アタシは!?ねぇアタシにも効いてない今の魔法!?」
どうやら姫の魔法は成功したようだ。
逃げるなら今しか無いといった状況だが、機関踊草花の仕様上、残念ながら栗子は抜けられない。
「わわ、私は無理ですよ!いいから置いていっちゃってくださいなー!」
「なっ…何を言ってるんだ!お前だけ残していけるはずが…!」
人として置いていけないという気持ち、そして技師として失いたくない気持ちもありで、諦めきれない勇者。
だが考えている時間は無いようだ。
「オイ勇者!もう出発しちまった!でも今ならまだ飛び乗れるぜ!」
「ま、待てー!逃げんじゃねぇよコラー!お礼も弾まれてねーしー!!」
そして、追い込まれた勇者は結局…栗子に任せるしか無かったのだった。
「…くっ!すまん栗子、ここは…任せた!」
勇者達は栗子を残し走り出した。
その遠ざかる背中に向かって、栗子は精一杯の大声を上げた。
「け、賢二先輩に会ったら伝えてください!わ、わた、わた、わたた…わーっ!」
1ミリも伝わらなかった。
こうして、栗子という犠牲を払いつつ、僕らはなんとか乗船することができた。
きっと数日後には『シジャン王国』に辿り着けるはずだ。
いや、これまでの流れだとこの船が沈むって線も濃厚なわけだが…不吉なことはなるべく考えないことにしよう。
「神が眠る地、シジャン王国…。人類のため、『邪神』の復活は絶対に阻止しなくちゃならない。急ごう…決戦の地へ!」
今回は三日で沈んだ。