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~勇者が行く~  作者: 創造主
第四部
157/196

【157】外伝

*** 外伝:勇者凱空Ⅳ ***


 時は新星暦523年。『兵士監督官』として帝都護衛軍しばらく帝都で過ごしていた『勇者:凱空』十二歳。

 しかし、『魔王』の出現を知らされた凱空は、皇子に別れを告げ帝都を後にしたのだった。


「ふむ…平和なのはいいことだが、あまりに平和すぎるな…」


『魔王』が現れたというので、俺はそれを討つべく旅に出た。

だが帝都の老紳士の話とは違い、世間はその事実を知らないようだ。なぜだろう。

情報はデマなのか、それとも独自ルートから秘密の情報を入手したのだろうか。

真相は不明だが、とりあえず今のままじゃどうにもテンションが上がらんな。自分なりに気持ちを盛り上げていくか。


まずは『新星暦523年、突如現れた『魔王』により、世界は絶望の闇に包まれた』

ふむ、こんな感じか。そしたら次は当然『大陸は瞬く間に魔物に支配された』となるな。

そうなると世界はヤバい。『破壊、殺人…人々は皆絶望し、そして死を覚悟した』

んー、ちょっと怖いな。『破壊、殺人、ピンポンダッシュ』…ふむ、これくらいが素敵だ。

そしてそこからが俺のターン!『しかし、希望の灯はまだ消えてはいなかった』

で、『その三年後、世界を救う者…そう、『勇者』が現れたのである』で完璧だ。


よし、これでいこう。いずれ出版しよう。タイトルは、そうだなぁ…『歴史全書』にしよう。


 歴史はこうして創られる。




執筆の勢いで三年後に世界を救うと決めた俺だが、さすがに一人でというのは難しい。

そしてなにより、一人でやっても盛り上がらない。仲間…パーティーが必要だ。


「というわけで、パーティーを探しにきた。心当たりがあったら教えてほしい。」


 ギマイ大陸のとある酒場で、凱空は店主に尋ねた。


「ん…?あぁ、ちょうど今日やるよ。」


 “パーティー”違いだった。



仲間を探しにきたはずが、違った意味のパーティーで盛り上がってしまった俺。

途中、奇妙な婆さんに絡まれ大変ではあったが…盛大に酔っぱらったので詳しいことは覚えていない。まぁ楽しい夜だったから良しとしよう。


「…って、なぜお前がここにいるんだ婆さん?ここは俺の宿のはずなんだが。」


 翌朝。凱空が目を覚ますと、隣にはなぜかネグリジェに身を包んだ謎の老婆の姿があった。


「ウフフ、イヤですよぉ。昨晩あんなに愛し合っておきながら…」

「こちらこそイヤなので是非ともやめてほしい。」


 凱空は真顔で拒否った。


「ま、お前さんを気に入ってもうてな。こっそり忍び込んでみた次第よ。」

「ふむ…まぁ細かいことはいいか。ところで婆さん、お前は何者なんだ?一見ただの婆さんと見せかけて、実は…」

「…フッ、なかなかに良い目をしとる。この『無印』…久々に、胸が躍ったわ。」

「垂れてるがな。」


 凱空はデリカシーが足りない。



その後いろいろ話してみると、婆さんは魔導士の類らしいことがわかった。そういえば帝都を出る前、老紳士が言ってた名前と似てる気もする。

もしかしたら有能な弟子とか紹介してもらえるかもしれないので、事情を話してみた。


「オーケーわかったわい、行っちゃる。」

「ふむ…まさかの不本意な返答に驚きが止まらない。」

「あ~、まぁ諦めなよ兄ちゃん。ムーちゃんは無駄に積極的な変人なんだわ。」


 無印の相棒『亀吉』は、一足先に諦めの目をしている。


「すまんが弟子はとらんでなぁ。まぁ安心せい、ワシは歳ぢゃが…強いぞぃ?」

「んー…そうか、じゃあ頼む。」

「お、お前…それは考えた末なのか考えてないのかどっちなんだ兄ちゃん?」

「ま、細かいことは気にしない主義でな。」

「いや、魔王討伐の仲間探しとかスッゲー重要だろ…?」

「その通りぢゃ。『魔王』を討つとなれば力は必要…。お前さん、他に仲間はおるんかね?」

「当ては無い。まぁ行けばなんとかなるだろう、行き当たりポックリだ。」

「お前それ死んでるじゃねぇかオイ。老人を前に縁起でもねぇな。」

「そうかね。ならば南へ向かってみんかえ?面白い男の噂を、聞いたことがあるんぢゃ。」

「ほぉ、面白い男…か。」


それは楽しそうだ。


 多分そういう意味じゃない。




無印が知る噂話を頼りに、仲間を増やすべく俺達は南に向かってみることにした。

なんでも凄腕の剣士がいるらしいが、果たしてどんな奴なのか。


「ふむ、まだまだか…歩きとなると随分遠いな。」

「そうぢゃのぉ。ぢゃがこの街は世界有数の近代都市…ここなら良い乗り物があるやもしれんのぉ。」


 一行が立ち寄ったのは、ギマイ大陸屈指の大都市である『パンシティ』。

 移動手段に限らず、様々なアイテムが手に入りそうだ。


「うわぁー山賊だー!山賊が出たぞぉー!」


 だがそう簡単にはいかないようだ。


「おや山賊かい。そういや最近多いと聞くねぇ、街中だってのに…。物騒な世の中じゃて。どうするね?」

「山賊か…放ってはおけんな。よし、とりあえず朝飯だ!」

「言ったそばから放っとくってお前…」

「そうは言うが亀吉、もう腹ペコが限界で…」


「オイオイ、“山賊なんざ朝飯前”だぁ?言ってくれるでねぇのぉオメェ!」

「フン、甘く見られだもんだで。」


 山賊Aが現れた。

 山賊Bが現れた。


「む?なんだお前達が山賊か。面倒だな…見なかったことにしてほしい。」

「ば、馬鹿言うでねぇ!舐めだごど言っでっどオメェ…あ゛っ、『族長』…!」


 山賊Bの目線の先には、熊のような毛むくじゃらの大男が立っていた。


「あ゛ぁ?このオラ達を面倒扱いだぁ?面白ぇじゃねぇかぁ、ブッ殺すぞぁ!!」


 山賊の長が現れた。



「やれやれ…夜通し歩き続けて腹が減ったんだがなぁ。眠気も凄まじいし。」

「オメェ、あくまで舐めるかよ…ふざけやがって!オイ野郎ども、やっちまえ!」


 凱空の余裕の態度に苛立つ族長。

 だがなぜか山賊Bが止めに入った。


「や、やめるだ族長!あんま街で暴れるのは良ぐねぇごどだど…!」

「あ゛ぁ?オイ『山塞ザンソク』オメェ…このオラに意見するだか?」

「や、オデは…悪ぃごどばっがししでねぇで、皆ど共存しでぐべきと思っで…」


 山賊にしては人が良さそうなこの山賊Bこそ、後に勇者らがババン山で出会う次代の『族長』なのだが、それはまだ少し先の話。


「…フン、甘いな。」

「なっ、オメェ…オデはオメェのためさ思っで…!」

「俺には少し甘すぎる。別のまんじゅうをくれ。」

「っで飯を食うなっ!そっぢの話がよオイ!」

「と、とことんフザけやがって…!オイ砲撃隊、大砲持って来いやぁ!!」

「ヘイ族長!!」


 山賊達がわらわらと集まってきた。


「やめておけ、俺は『勇者』…無益な殺生は好まん。というか基本的にめんどくさい。」

「撃てぇええええええい!!」


ズドォーーーン!!


 山賊は大砲をブッ放した。


ズガァーーーン!!


 見事、凱空の頭に命中した。


「えっ…えぇーーーーーっ!?」


 流れ的に、てっきり華麗に避けるものと踏んでいた無印と亀吉は、想定外の展開に豪快に茶を噴いた。


「な、なんともアッサリと…!?そんな…!亀吉、診てみとくれ!」

「ムーちゃん!こ、この小僧…駄目だ…!」

「なっ…!?」


「寝てる…!」


 確かに駄目な子だった。


「ま、マジかよ兄ちゃん…。大砲で撃たれてただ寝てるだけってのもある意味凄ぇけどよぉ…」

「ぐわははは!フン、口ほどにもねぇ小僧だ情けねぇ!さ~て野郎どもぉ、次は街を襲うぞぉーー!!」

「チッ、どーするムーちゃん?あんまし目立つとろくなことねぇが…」

「ふむ…まぁ仕方あるまいて。やらねばやられ…」


「ぎゃ…うぎゃあああああああああ!!」


 無印が渋々立ち上がろうとしたその時、なぜか山賊達の叫び声が響き渡った。


「ぎょへぇえええええええええ!!」

「ぐわぁああああああああああああああああ!!」



「ふぅ~…やっと出てこられたか。“コイツ”が熟睡とは、珍しいこともあるものだ。」



 宙を舞う“山賊だった物”の下…返り血にまみれて立っているのは、いつの間にか目を覚ましていた凱空。

 だが少し様子が…いつもと違った意味で様子がおかしい。


「い、生きてんじゃねぇか!あの直撃食らって兜が飛ぶだけとは…って、何か変じゃね?」

「ふむ…下がっとれ亀吉。この邪悪なオーラ、ただごとじゃないねぇ。お前さん、何者ぢゃ?」

「フザけやがってテメェエエ!死ねやぁあああああああ…ああああああっ!?」


 無印の問いと同時に、族長が凱空に飛び掛かった。


グチャッ!


 族長はグチャッとやられた。


「ば、馬鹿な…!あの族長を、一撃で…だど…!?」

「ひ、ひぃいいい!化け物…あ、悪魔だぁああああああ!!」


「コイツは完全に乗っ取った。我が名は『断末魔』…この世を、滅する悪夢だ。」


 『蒼い悪魔』が降臨した。



「俺は…俺は自由だー!貴様ら、今日から俺のことは『魔王』と呼ぶがいい!ハッハッハーー!!」


 頭の『守護神の兜』が外れ、ひょっこり出てきた『断末魔』。

 勇者と並んだら双子のような振る舞いだった。


「いや、ミイラ盗りにも程が…なぁムーちゃん、なんとかなんねぇのかよ?」

「難しいねぇ…。並みの魔法じゃ止められんが、あまり強力だとダーリンが…!」

「なんで今のタイミングで呼び方変えたのかは置いといて、なんとか頑張れ!」


 凱空の身を案じ、下手に攻撃に移れない無印。

 するとその時、何者かが凱空の腕を掴んだ。


「オイオイ、物騒なガキだな~ったく。いい男は女にゃ手ぇ上げねぇもんだぜ?」

「…何者だ、貴様は?」

「あ?あ~、俺は『拳造』だ。そっから先は…まぁ、拳で語ってやんよ。」


 長くなるので語らせません。



目が覚めると、俺は見知らぬ部屋に寝かされていた。またもや隣で寝ている無印がとてもウザい。


「ここは…どこだ?そしてなぜ隣にいる無印?お線香クサいからどいてくれ。」

「む?おぉ起きたかダーリンよ。覚えてないぢゃろうがワシが人肌で温めて治」

「ごめんなさい。」

「んにゃ、いいんぢゃ…迷惑ぢゃないし、そもそも嘘ぢゃし…」

「いやムーちゃん、今のは“お断り”の意味じゃ…?」


 凱空は歯に衣は着せない。


「う~む…確か俺は戦闘中に…ふむ、よく寝た。妙に清々しい気分だ。」

「す、清々しいって兄ちゃん、あんだけのことやっといてお前…」

「あれだけの…?あぁ、“例のアレ”か…ならよく無事だったなお前達。」


 凱空は記憶は無いが心当たりはあるようだ。


「お?起きたのか小僧。俺とタメ張るとかオメェやるじゃねぇか。強ぇなオイ。」


 話し声に気付いた拳造が部屋に入ってきた。

 見た感じ凱空と同じくらいの重傷を負っている。


「そうか、お前が止めてくれたのか。なんとも頼もしいじゃないか。」

「あぁ?一体何の話だよそりゃ?」

「よろしく、新しい仲間よ。」


 凱空は勝手に決めた。




 こうして拳造を強引に仲間に加えた一行は、仲間探しの旅を続け…そしてエリン大陸の最北端『サブロ岬』へと辿り着いた。

 凱空が帝都を出てから既に一年以上が経過していた。


「ふぅ、やっとエリンか…随分かかったなぁ。とても計算外だ。」

「いや、それ食い逃げしては追われてを繰り返してんからだろ。お前のせいだよ兄ちゃん。」

「まぁ亀にはわからんだろうが…人は支え合って生きるものなんだ。だから金なんて払わない。なぁ拳造?」

「巻き込まねぇでくれ。」

「まずは村を探して一休みし、凄腕剣士の捜索はその後…でいいか無印?」

「ワシはダーリンに任せるよ。全てを…ワシの、全てを…☆」

「で、お前はどう思う?」

「ん~、ご飯かなぁ?」


ふむ…この子は誰だ?


 謎の少女が勝手について来てた。



知らぬ間について来ていた『妃后』とかいう子を、知らぬ間に仲間に加えていた俺達。

まぁいいか。聞けば『退魔導士』だというし、いて困るということもないだろう。


「ふむ、女が一人いるだけでなんだか華やぐな。紅一点というやつだな。」

「なっ、何を言うダーリン!?最初っからいたぢゃないかワシという紅色が!」

「いや、賞味期限が。」

「ひでぇ…!!」


 亀吉はドン引きした。


「ねぇ凱空君、お目当ての人はこの上にいるのかなぁ?迷惑もいいとこだね。」

「うむ、噂じゃこの『ババン山』とかいう山らしいぞ。なんでも見るからに普通じゃない達人らしい。」

「へぇ、そりゃ面白そうじゃねぇの。腕が鳴りまくるぜ。」

「駄目だぞ拳造、手荒な真似はするなよ。あくまで平和的にいくんだ。この通り素敵な手土産も用意したしな。」

「いや、真冬に“スイカ”のどこが素敵なんだよ。季節外れにも程があんだろ。」


 拳造はもっともなことを言った…かと思われた。


「ほほぉ…よもやこの時期に、それほど見事なスイカを拝めるとはなぁ。」


「むっ、誰だ貴様!?貴様がこの山に住むという剣豪かっ!?」


 凱空が振り返ると、そこには…頭がスイカの変人が立っていた。


「去るがいい幼きスイカよ。さもなくばヌシのスイカ…スイカでは済まんぞ?」


 つまりどうなるんだ。


「ふむ…言ってることはよくわからんが、流れ的にお前が俺が求めていた男なのだろう。よし、仲間になってくれ。」

「フン、断る。ワシは孤高のスイカ…ヌシのようなスイカと交わる気は無い。」

「や、やべぇなコイツ…仲間どころかまず会話が通じねぇじゃんか。どう思うよ妃后ちゃん?」

「なんか邪魔臭い人だね。殴っていい?」


 妃后は意外と好戦的なタイプだった。


「そこをなんとか頼む。俺の…俺の熱きスイカは、お前のスイカにも負けちゃいない。」

「ほざくなスイカよ。ワシのスイカと同じ?貴様ごとき早熟なスイカなど…」

「スイカは、スイカだろうがっ!!」

「ッ!!!」

「スイカには無限のスイカがある。そのスイカは…スイカなんじゃないのか!?」


 凱空は真剣な顔で訳のわからないことを叫んだ。


(ど…どういう意味なんだ兄ちゃん…?)

(いや、なんとなくだ。)


 やっぱりただの勢いだった。


「…そうだったな。このワシが、そんな簡単なスイカも忘れていたとはな…」


 だがなぜか通じたっぽい。


「じゃあ仲間に…いや、スイカに…なってくれるか?」

「うむ、いいだろう!」


 もう何がなんだか。




勢いに任せてみたら、意外にもアッサリ仲間になってくれたスイカの人。

名は『秋臼アキウス』らしいが、それ以外は基本的に意味不明。でもまぁいいや。

これでそれっぽいメンツも集まったことだし、準備としては…あと一つだけだな。


「というわけで、戻ってきたぜパンシティ!さぁハイテクな車、ゲットだぜっ!」

「急げよな兄ちゃん。早めになんとかしねぇと間に合わねぇぞ世界の危機に。」


「世界の危機…?それはまた物騒な話だ、詳しく聞かせてもらえんかね?」


 謎の眼鏡の青年が声をかけてきた。


「む?なんぢゃお前さん?車でもくれるってのかい?」

「ま、それはキミらの答え次第だね。僕の名は『ナンダ』、職業は略して『ロリコン』だよ。」

「お前の存在も十分物騒じゃねぇか。なんなんだその職業は。」


 またしても現れた変人に、亀吉は少しげんなりしてきた。


「電力車を無償で提供しよう。礼は不要だ。その代わり…力を貸して欲しい。」

「力を貸せときたかい…ま、話によるかねぇ。どんな事情があるんぢゃ?」

「とある情報が入ってね。不穏な影が動いている…世界の幼女が危険だ。」

「その影ってお前のことじゃねぇのか…?」

「キミ達の強さは前に見た。その力で幼女達を…悪の手から守ってほしい。」


 ナンダの真剣な眼差しに、凱空は静かにうなずいた。


「…わかった、任せてくれ。」


 凱空は通報した。




 そして、時は流れ―――


色々ありつつも三年の月日が流れた頃、世界の状況は一変していた。

随分と遅刻して現れた『魔王』だったが、そこからの勢いが凄まじかった。

想像を絶するスピードで…なんと、わずか数日で世界を征服したのである。

どうやら誰かが裏で築いていた下地を力づくで乗っ取ったらしい。なんとも鬼のような奴だ。


ふむ、これは敵として申し分無い。

まさしく『勇者』の出番だが…やっぱり基本的にやる気はない。


「やっと着いたなメジ大陸…!ここに“奴”がいるのか…。無印、拳造、秋臼、妃后、準備はいいか?」

「フッ、もちろんぢゃよダーリン。ワシはいつでも準備オーケーぢゃ、カモン☆」

「いや、だからそういう意味じゃねぇよムーちゃん…」

「ま、せーぜー楽しませてもらいてぇもんだな。拳が疼いて仕方ねぇ。」

「ワシのスイカも問題なくスイカだ。まぁスイカの方のスイカは実は」

「ねぇこの人殴っていい?」


 ちっとも“勇者パーティー”っぽくない。



「よし、じゃあ行くぞお前達!そして世界を、面白おかしく変えるんだ!!」


「オォッ!!」



 こうして凱空の真の戦いが始まった。

 そして彼は、運命の出会いを果たすことになる。

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