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結局、警察は来ることは無く朝を迎えることが出来た。
顔を洗って、今日もうんこを見に行く。どういう日課だよ。
大家さんがあげたトングでうんこを運んでいた。
「おはようございま--す」
「おはようさん。今日もあるからこれからどうすればいいかしら?」
「ここら辺に街灯を立ててもらいましょうよ。
明るければうんこ出来なくなると思いますよ」
「それはいいわね。区役所に相談すればいいのかしら?」
「そうだと思います。調べておきますよ」
「ありがとうね」
大家さんと話してみて、うんこは2日以前は無かったとの事。
それと、うんこの場所から、うんこ人は3人ぐらいだろうとの結論に至った。
うんこ人が誰なのかは、相変わらず分からなかった。
家に戻るとヒカルが起き出していた。
「喉が痛くて寒気がするの。たっちゃんの風邪うつったのかな?」




