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●ⅠⅤ

意を決し、うんこドアノブをうんこ手で開ける。

暗い部屋のままで、台所へ行き水道で手を入念に洗う。

昨日も今日も人様のうんこを洗うのか---。悟りが開けそうだ。


「ヒカル--。いるんだろう? 電気つけてよ?」


返事がない。最悪のコンディションみたいだ。もう、どうする? ノープランだよ。

電気を点けマスクを外すと、わずかにうんこの匂いが部屋に漂っている。


そして居間に入って電気を点けた。ヒカルはテーブルに突っ伏していた。


「ヒカル。大丈夫?」


むくりと顔を上げた。目が怖い。


「あ。顔すりむいてるよ。オロナインあったかな?」

「…………」


ヒカルは、力は強いが運動神経はそんなに良くない。

転んでうんこに突っ込んでお冠だ。そっとしておこう。


「ドアノブにうんこついてたから掃除するね」

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