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カエネーツ王国のくらし  作者: イースキラス
3/4

黒い箱の中は?

落ちた黒い箱が開いている。

みんな中を見てしまいました。

何も入ってない箱の中を。


僕たちは何も入ってない黒い箱を

ただアミロザマまで運んでいたのです。

白猫のフロウタが言いました。

「何にもはいってないじゃーん」


僕たちは何も生み出すことのないこと

で報酬をもらっていたのです。


その時オオズは言いました。

「なんだ?だれも知らなかったのか?

これはアミロザマの王様が開催している

レースだぞ?」

「10連続1位を取れば、アミロザマで

このレースを見ながら、おまえたち

無様な動物たちを鑑賞して暮らせるんだよ。」

「明日からも見ててやるよ。」

オオズはそう言い放ち、アップに箱を拾わせ

歩き始めました。

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