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叶えば所詮、夢物語  作者: 4.1 1.2 4.2
30/41

クラスメート 2

 

「名前が登録できたから後で確認しといて。それじゃあ、また今度」

「そ、それじゃあ……」


 そう空は言い残し、空は紫紺と言う男の元へと颯爽と去っていた。そして残された僕は、空に言われるままカードを見てみる。しかし、確認しようにも名前、装備品、メンバーなどの事しか表示されていない。


 僕はカードについて首を傾げながら少し考える。


 そしてハッと思い出す。このカードには''+''があり、そこからタブが増える事をすっかり忘れていたことに。1ヶ月ほとカードを使ってなかった故、当然と言える。そして表示されたタブに「フレンド 確認・登録・解除」という項目があることに気づく


 そして空に言われた通り、そこに触れると空という名前が登録されていた。


 これは、初めて携帯を買った時、白紙の画面初めて携帯番号を登録した時のように嬉しい。


 そんな初々しい事を思い出すのだった。


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「今日さ、クラスの人と会ったんだけど、4人は他のクラスメートと会った?」

「私たちは誰にも会ってないよ」


 蜜柑の答えに便乗するように翡翠が答えた


「ウチは会ったよ。みんな元気そうだったよ。あと、真紅の事も本当はいい人って事も伝えといたよ!」

「それはありがとう。若紫の方などう?誰と会った?」


「ああ、会ったぜ。マジで胸糞悪い奴らとな」

「と、言いますと?」


 すると若紫は何か嫌な事を思い出したようで、険しい表情で話しを続けた


「街を適当に歩いてたら、クラスの奴に会ってよ、会っていきなり名前聞かれたんだよ。俺は普通に名前言ったら、思いっきり笑われてよ、久々にイラッときた」

「そうでしたか」


 どうりで、宿に戻ってきた時機嫌が悪かったわけだ。確かに若紫は色は薄いし、名前だけでも薄いとなんとなくわかってしまう。でも、身体能力は群を抜いている。ゴブリンに襲われた時、若紫がいなければメンバー全員死んでいた。そこまで思わせるほど存在感があり強いのに。


 やはり仲間の事を悪く言われるのはいい気がしない


 そんな話しをした事によって重い空気が漂うなか、翡翠が明るい話しによってその場が和んだのは言うまでもない。


 こんな和気藹々とした雰囲気で夕食を終えると、皆それぞれ明日のギルド登録及び魔物討伐にむけ早めに眠りにつくのだった。


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