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1話 賢者、助けられる

ここは深い森林の近くにある小さな村


「門番、お疲れ様ー」


「これはこれはリーヤ様、村の外に何か御用で?」


「えぇ、木の実の採取してくるの」


「お気を付けて、あなたに何かあれば村長が暴れ始めますから」


お父さんの過保護にも困ったなぁ〜


「わかってるよ」


軽く門番の人と話しをしてから森の中に入っていく

数時間木の実を集めた


「ふぅ、こんなものかな」


道に出ると、魔物が何かに群がっていた


「まさか!」


悪い予感が的中してしまった


「消えなさい!」


魔物を倒すとそこには髪や髭で顔が見えないけど男が倒れていた、とりあえず治療をと思い傷を見ようとしたが


「服が破けてるけど、傷がない?」


あれだけの魔物が攻撃せずに近くをうろつくだけというのはおかしい、考えられることとしたら…


「この人は魔物が傷つける事が出来ないほど…こんなこと考えてる暇じゃない」


とりあえず村に運ばないと


「大丈夫?」


「うぅぅぅ…」


「ちょっと!?」


抱きしめてきたぁぁぁ!?


「うわぁ!」


思いっきりはたいてしまった!


「ごめんなさい!」


「出来れば…食べ物と…水を」


そう言うと男は気を失った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺こと英樹は洞窟のある森を出てすぐの村で飯を食べていた。


「ありがとう、おかげで助かったよ」


「気にしなくていいよ、顔はたいちゃったし」


顔面はたかれてたのか、全然知らなかった


「顔平気?」


覗き込んでくるな、美少女!緊張するだろ!


「そ、それこそ気にするなよ、別に何ともないんだから」


「そう?それならいいけど、えぇっと」


「英樹だ、よろしく」


「私はリーヤ、ヒデキ聞きたいことがあるんだけど」


なんだろう、年齢か?顔が髪とかで見えないから


「あなた何であんな所にいたの?何で魔物に攻撃されても傷がないの?」


年齢じゃないのか


「俺があそこにいたのは…」


俺はリーヤに説明した


森に住んでたこと、相棒のホーちゃんと喧嘩してわかれたこと、体を鍛えてたこと。ホーちゃん早く機嫌直さないかなぁ


説明を終えるとリーヤは呆れていた


「ヒデキ、女性に向けて『お前を売ったらどんな金額になるんだろう』とかふざけてるの?ていうか人としてどうなの?」


「うぐぐ」


俺相当酷いこと言ってたかも…戻ってきたら謝ろうかな


「もういいや、とりあえず身だしなみ整えたら?」


「髭とか鬱陶しいからそうする」


村の外にある川を教えてもらいそこで髪や髭を整えながら考えた


「お礼、どうしよう」

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