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異世界再建の始まり

 気がつくとボロボロの教会の中にいた、床は所々穴が開き天井は辛うじて原型を留めていた。

「異世界に来たんだよな~」

 俺は少し長くなった髪の毛を書き上げながらボーっと教会の奥に祭られている女神像を眺めていた。



◆        ◆        ◆      ◆      ◆     ◆     ◆   

「起きましたか?」

 俺はまだはっきりしない頭で声のするほうに目を向けた。

 目を向けた先には金髪巻き髪のロリ少女が、その垂れたエメラルドグリーンの目でこちらを覗き込んでいた

「えっと・・・君は?」

 俺の問いかけに少女は両手を広げ、その白いドレスの裾を広げるように一回転して

「私の名前はアルピナ、クィンシアの女神」

 アルピナは左手を宙に伸ばすとそこに青く美しい地球儀の様な物を出した。

「八百万の女神アマテラスより私アルピナに譲渡されし才覚の魂よ、神の座によう参られた」

 芝居がかったように胸の前に手を横にしてニコリと微笑む

「って、堅苦しいのはここまでで、実はお願いがあってこちらに召還しました」

「召還ってことは帰る事もできるのかな」

 アルピナはすまなさそうに目を伏せると

「それは出来ません、魂の星をクィンシアに移されたのです、ごめんなさい」

 まぁそれならそれでいいか・・・

 知識としての記憶はあるが、人間関係の記憶は曖昧でなんだかどうでも良いと感じているからだ

「そっか・・・で?俺にやってやってほしいことって?」

「実はこのミレディア大陸が魔族によって村・街・国がことごとく破壊されそこに住む人々は

原始時代のような・・・いえ、それ以下の生活を強いられています。」

 地球儀の灰色の部分を指差しながらこちらを見てくる

「まさか、その魔族を倒せとか?」

「いいえ、あなたには村や街、国を再生して人々を導いてほしいのです

最初は村からでしょうが、必要な力も与えましょう」

「導くのはともかく再生は手段があるならやらせてもらうよ」

 それから気がつくとこの世界にいた・・・


◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆

「ステータス」

名前 ユウ 年齢 14 性別 女性

種族LV 01 職業 クラフター LV01 調合師 LV01 鍛冶師 LV1


レシピ

武器

こん棒

大槌(石)

採取ナイフ(石)


防具

布の服

木の帽子

木の盾


アイテム

初級ポーション

リュックサック

たいまつ

わらの布団


建材

土壁

木の壁

木の扉


中間素材

銅のインゴット

麻の布

麻油


スキル

無限倉庫

レシピ生成

鑑定の目 LV1

レシピのひらめき LV1

調合 LV1

鍛冶 LV1


 うん、ステータスはこんな感じか、この世界唯一の職業「クラフター」

 この職業はクラフトスペースにある作業台や炉を使って短時間で建材や道具などを作ることが出来る

後、土などの物の継ぎ目がわかり自分自身はそれを軽く感じて持ち上げることが出来たりと、街を作ったりする能力が満載


 説明はここまでにして、そろそろ外を見てみるか、どのみち壁とか床とか修理しないと

眠れそうにないし、まずは何からはじめた物かわからないしね。

 外に出るとまず教会以外の建物といえる物はなく残骸がちらほら、教会の隣には草の生えた空き地?

まずは、周りから整理を始める、空き地の草を鎌をつかって刈り取りつつ無限倉庫に収納

 2時間ぐらいで草と石はきれいになくなりそこで初めて井戸や朽ちた木の柵が見えた。

「ふ~結構大変だな・・・でもアイテムは増えたかな?」

”持ち物”

薬草×99

イ草×50

麻の茎×99

小石×30

石(中)×27

桃の実×46

太い枝


 そう!ここで桃が見つかるなんてラッキーだった空き地の端に5本ほど植えられていた

これで食料は当面いけるかな?

 早速モンスターも出ると言うしクラフトスペースでアイテム作成にかかる

 教会の奥の扉とクラフトスペースの入り口を繋げて開ける、扉があるほうがイメージしやすいからね

クラフトスペースはかなり広く手前に木工台と石の加工台、真ん中に調合台と生成代で奥に炉がある。

 石の床を歩きながら色々触りながら石の加工台に向かい、レシピを確認しながら

採取ナイフと大槌(石)を作る、ついで麻の布と麻油を作りたいまつと初級ポーションを33個

作り収納に直す。

 ある程度装備も整ったし、もう一度外に出て土で壁を作って今日は休もうかな?

 外に出ると何時の間にか夕方になってた・・・かなり集中していたようだ、気をつけないと

 早速、教会の周りの土を見ると切れ目が見える、なんだか違和感あるなぁ

 その切れ目に手を入れるとブロック状に簡単に取れる、それを穴の部分に運んで丁寧に埋めていく

 しばらく、これを続けていると壁はきれいになって教会の周りを囲むように溝が出来た

 今日はこのまま寝るか~

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