クリスマス爆破計画
「リア充爆ぜろおおおおおおおおおおおおお!!」
その一言が俺の人生を大きく変える事になるとは思っていなかった。
――チャットルーム――
ユカ:まじでリア充爆ぜろww
カノン:クリスマス爆破計画って知ってる?
ルナ:何それ?ww厨2っぽいww
ユカ:えww知らないww
カノン:何か、リア充が集まる所に爆弾しかけてあるらしくて、クリスマスの日に爆破していくらしいよww
ユカ:面白いwwそれ参加したくない?
ルナ:やめとこうよww良い事ないと思うよ
カノン:俺その計画面白そうだから参加するつもりなんだけど、参加しない?
ユカ:やるっ!超面白そうじゃんw
ルナ:私は知らないからね。好きにして
――ルナさんが退室されました――
カノン:ルナさんってノリ悪いよな
ユカ:頑張ろうねっ!ルナさんは放っておけばいいよww
カノン:じゃあ詳しくは今度伝えるわ
ユカ:了解っ!
――ユカさんが退室されました――
――カノンさんが退室されました――
――当日――
「……さてと、爆発させますか」
1人の怪しげな男は、ボタンをみつめて不敵な笑みを浮かべながら呟いた。
「リア充なんて爆ぜればいいんだ……!!」
怪しげな男は周りに誰もいない事を確認するとボタンを押そうとした。
一度、男が振り返るとそこには、四肢切断された少女が居た。
「こんにちはカノンさん☆私だよ☆ルナだよ☆わっかるかなー?ww」
「えっ………!?」
「爆発させられるのは困るの☆だからちょっとだけ眠っていてね☆」
「えっ……!?うわあああああああああああああああああああああああああああ!!」
カノンと呼ばれた男はルナと名乗った少女の方を見ると、意識を失った。
「おっかしいなあ……そろそろ此処に来る筈なのに……。何かあったのかなあカノンさん」
1人の女性は雪が降りしきる街を歩きながら呟いた。
「まあ……来年もきっとやってくれる筈だよね……。私は永遠の非リア充だから☆」
女性は不敵な笑みを浮かべると、街を歩きだした。
こうしてクリスマス爆破計画は失敗に終わった。
この後この計画が実行されることは2度となかった。
最近即興で小説を書き始めました。
1日に一回、15分だけ即興で小説を書く、という事を始めました。
即興は楽しかったです!
4回書いた中でまだ1回しかちゃんと書き終わってないんですけどね(笑)
これからも頑張って行こうと思います。
即興で書いた小説は投稿していくので、是非読んでみて下さい。