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人から人へ

作者: めくじら

 駅のホームで1人、寒さから身を守るようにうずくまる。身なりは整っている。どうやら女性のようだ。

 そこに通りがかる男女数名。その中の誰かが彼女に気づいて声をもらす。

 彼女は乱れた髪を揺らし、顔を上げた。目の前に自分をあざ笑う男女数名。彼女は綺麗に笑い返した。

             



 人間は伝達に言葉を必要とする。思っているだけでは伝わらない。

 努力していくという言葉に意思は伴わない。言葉なんかいくらでも出てくるんだ。

 感謝しているなら、ただそれを口にするのではなく、体現しなければ意味はない。

 行動しても相手に自分の本当の気持ちが届くことは稀だ。




 それなら、相手(不特定多数)は私の何を知る?一体何がわかる?所詮、人間が知れる限界は自分止まりじゃないか。



 それでも伝えたくて話す。相手がその半分も理解出来なくていても。



 時には不安で。



 愛に飢え、彼氏の包容力にしがみつき。傲慢に彼女の額にキスをして。

 結果、残るものが何なのかを確かめたい。



 そうして生きて、今があって、これからがある(たぶん)。



 やがて気づく自分の気持ちに不満があっても素直に受けとめ、私の震える肩を自らの両手で優しく支える。

 それを見る他人にキツい言葉を投げかけられたとき、こんなものか、とケラケラ笑った。  

             

            

有難う御座いました。

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― 新着の感想 ―
[一言] なるほど、それで笑ったのですね。 ケラケラというありふれた表現が、とても生きていると思います。
[一言] 初めまして☆彡細かい事は抜きにして、私はこの作品、嫌いじゃありませんよ★私の好きな感じです。良かったと思います★普通の人には無い発想だったと思います(o^v^o)こうゆう、ちょっとシビアな感…
[一言] 厳しい評価となりましたが、何度か読み返してもストーリーの内容、伝えたいことが分かりませんでした。伝えるということが難しい、というテーマだと思うんですが、それが伝わらないですね。(^^;)一人…
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