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「drug」

タイトルからして不穏な内容にも感じられるかもしれませんが、いつも通り、自身の内面を綴った文章です。ただ、ここで出てくる情報に関して私自身、専門家ではないので、正当性は保証できません。そこら辺のところはご了承ください。

 薬という意味の英単語は何ですか。そう聞かれたら何と答えますか。

 ぱっと思いつくのは「drug」と「medicine」の2つでしょう。英語上級者の方々は「medication」や「remedy」なんて単語も思いつくかもしれませんが。僕は後者の2単語は知りませんでした。まあ、今回のメインは前者なので、そこに話を戻しましょう。

 

 今日、ふと気になって某検索サイトで「drug」と「medicine」の違いを調べた。どちらも薬という意味は持つそうだ。

 ただ、薬を英語で表す一般的な単語が「medicine」だそうだ。これは、病気の治療や症状の緩和を促す物質を指し、医師によって処方されるものから薬局で買える一般的な医薬品まで幅広く使用されるらしい。とりあえず、日常生活で英語で薬を言わなければいけない場面が着たら、こっちを使うのが無難でしょう。

 それでは、「drug」とはどういう意味を持つのでしょう。これも薬と訳されるが、この場合は主として医療用の薬品、特に処方薬を指すことが多いそうだ。しかし、不法な薬物や乱用される可能性のある物質を指す場合もあるため、文脈に注意が必要だそうだ。

 英語圏に行く場合はこれらのことにも気を付けないといけないね。


 そんな、教養や注意喚起を書くためにこの題材を選んだわけでは無い。前述したとおり、「drug」には不法な薬物や乱用される可能性のある物質を指すこともあるということで、今回は「依存症」をテーマにしようと思う。

 どういう流れで「依存症」になるのかって。「drug」から、「違法薬物」、「薬物乱用」、「依存症」。ごく自然な流れだろう。意味が分からない場合であっても突っ込まないでいただきたい。今日はとにかく「依存症」について書きたくなった。ただ、それだけなのである。


 「依存症」というとどういう印象を受けるだろうか。また、どんなことを連想するだろうか。

 

 僕は、マイナスな印象を受ける。自分がすぐに思いつくのはアルコールや薬物、タバコぐらいであったが、あなたはどうでしょう。

 あまりにも、少ししか思いつかなかった為、再度某検索サイトを頼ってみた。そうしてみると、自分の想像以上に多様であった。

 そもそも、物質依存、プロセス依存、関係依存の3つに分かれるそうだ。詳しくは検索してみて欲しい。

 では、依存症の原因にはどのようなものがあるのだろう。これについても検索してみたが、アルコールや薬物依存症に関わる原因は記載されていたが、今回の題材に合う原因は書いていなかった。ただ、僕の情報収集能力が低いだけかもしれないので、気になった方は調べてみて欲しい。


 では、何故、今回「依存症」をテーマに書こうとしたのか。それは、何かに「依存」したいという感情に急に襲われたためである。それが何故なのかはわからない。ただ、漠然と。そう思っただけである。

 僕は、専門家でも何でもない。ただの一般人である。そのため暗に信用してほしくないが、自分のことだから何となく、そう思った理由も思いつく。

 

 何者でもない自分に嫌気が差したのかもしれない。何に対してもうまくいかない自分に我慢ができなくなったのかもしれない。映画やドラマであれば、視聴者に認識されることもない脇役やモブ以下のエキストラのような人生に絶望を感じたのかもしれない。自分にとっても、他人にとってもどうにも思わないような日常の小さな悩みが溜まりに溜まり、器からあふれ出したからかもしれない。今までうまくいかなかった人生なのに、これからもうまくいくわけがないと諦めているからかもしれない。

 

 上記の悩みを誰かに打ち明けられたなら気が楽になるのだろう。しかし、そんな簡単なことでもないだろう。打ち明けたところで、それをわかってもらえるとは限らない。理解してくれるとも限らない。なんなら、批判されるかもしれない。馬鹿にされるかもしれない。弱虫だと。

 相談してすらいないのに、相談後のことを悩む。だから、何に対しても踏み込めないのだろう。


 逃げたいのだろう。現実から。だから何かに頼りたいのだろう。

 けれども、人に頼る勇気もないのだ。だから、人以外の物や事象、サービス等に「依存」したいのだろう。

 ただ、良識はあった。薬物などという違法なものに手を出したこともないし、これからもそうであろう。アルコールに関しては、飲めるような年齢になったが、毎日飲みたいほど好きでもないし、四六時中飲んだくれるような大人にはなりたくない。

 なら、何に「依存」しよう。我ながら不思議な悩みのように思い笑えてくる。

 

 悩みに耐えることができず、人に相談できず、物に「依存」しようとする。ただ、良識というか我儘が発動し、何に「依存」すればいいのかもわからない。

 本当に「攻略サイト」がないと生きていけない人間になってしまったのかもしれない。働くだけの人生を過ごすのは嫌だと言えば、それに代わる何かを見つけることもできない。振り返ってみれば見るほど、僕には何ができるのだろう。


 「依存」先を探しながら、行く当てもない旅に出かける人のような人生を歩んでいくのだろう。自分でも救いようのない人間ではあるなと思い始めている。

 けれども、今日を生きるしかない。何者でも無い日を。

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