「趣味」
あっという間に4月になった。時の流れは早いものだと感じる。4月といえば、桜か新生活のイメージが強いのは僕だけだろうか。普段、家にいることを好む僕にとって花見というのは、もう何年もしていないもので覚えている記憶としては小学生ぐらいまで遡ることになるのかもしれない。あの時は、祖母も元気に生きていたなと思うと、涙が出そうになるが。
一方新生活という面においては、今年度も新学期のスタートであり、そこまで新生活という印象は強いわけでは無い。ただ、病気の兼ね合いもあって周りの学生よりもある意味では早くから春休みに入っていたこともあり、登校するのは実に億劫だ。しかし、幸運にも自分の症状に合った病院に出会うことができ、そこでいただいた薬が今のところ効果が発揮され、普通の生活にも戻りつつあって嬉しい面もある。
それでも、ほとんどの人にとって新年度というのは苦痛の時期ではないのかなと勝手ながらに思ってしまう。それは今まで学生でしかない自分ならではの感覚なのかもしれないが。社会人だと感じ方が違うのかもしれない。まあ、どちらにせよ心身ともに気を付けて新しいスタートを切れるように願っている。
前置きはここまでにしておいて、本題に入ろうと思う。今回のタイトルは「趣味」。毎度のことながら、我ながら直球なタイトルしか浮かばないと嘆きたくもなるが、それが現在の実力なので仕方がない。今回、趣味について書こうと思った理由は大きく分けて2つ存在する。
1つは祖父の言葉。
「趣味は持っていたほうがいい。」
その言葉通り、祖父には趣味を確かに持っており、老後ではあるが同年代よりは数倍生き生きして見える。僕の誇りの祖父だ。
その言葉に感化され、去年の年末から今年の1、2月ぐらいにかけて若干病んでいた時期に、趣味を再認識したり新たに発掘したりして、ストレスを解消しようと試みた。結果としては、様々な趣味が僕の中で増えたのだがそれをまとめたいのが1つ目の理由。
2つ目の理由としては就活をそろそろ始めなければいけないような時期になっており、自分自身を振り返る良い機会になると思ったからだ。僕としては就活などせず、自由な人生を歩みたいと思うのだが、そう現実は甘くはないので仕方がない。
上記のような理由から今回趣味について綴ろうと思ったわけだ。御託を並べたが、要はいつも通り好き勝手に書きたいことを今回も書くだけである。
1つ目の趣味としては、執筆だ。これは今年の2月の始め頃から始まった趣味だ。ストレスが溜まり、言いたいことが言えない中、自分の内面を赤裸々に綴ることのできる趣味を見つけることができ幸運だったと今でも思っている。
欲を言えば、作曲にも挑戦してみたかったのだが、自分には才能がなかったようで、やればやるほどストレスが溜まるという結果になった。せっかく、DTMのソフトもパソコンにインストールしたのだから何とかしたいのだが、今の自分には事足りている。ただ、以前から興味があることには変わりない。いつの日かできるようになればいいのだが。それはそうとして、小説に関しては楽しく自分らしい作品を創作できているのではないかと思っている。多少、表現に粗があったりと改善点があるがそれは趣味の範疇なので、徐々に上達していければと思っている。
しかし、小説を執筆してみて、キャラクターに特徴を付けるのが難しいと感じた。僕は自分の内面しか知らないので他人の思考を正確に分かるわけでは無い。それでも小説の中には多種多様な登場人物が出てくる必要のある作品もあるわけで、ここが一番の課題かなと思っている。
2つ目の趣味としては、読書だ。これは小学校の頃から始まった趣味だ。僕が通っていた小学校では強制的に学校内の図書館の利用を勧められ、自然と読書の習慣はついたと感じる。最初の頃は嫌だったが。小学校の頃にハマった小説は、前も書いたかもしれないがハリーポッターシリーズ、怪人二十面相などの江戸川乱歩の小説、シャーロックホームズシリーズ、宗田理のぼくらシリーズなどだ。どれも2回も3回も読んだ記憶がある。おこがましいかもしれないが、それらのように読者を惹きつける小説を書くことも現在の僕の一つの夢である。
しかし、残念ながら年々、本を買って読むという機会が減ってきているのも事実だ。その中でも、有川浩の図書館戦争。これはシリーズの第一巻しか読んでないが非常に面白かった。せっかく物書きを趣味としているのだから、もう少し気の利いた感想を書きたいのだが、執筆と感想を書くのは別問題だと僕の中では思っているので、ご容赦いただきたい。他には東野圭吾のガリレオシリーズとナミヤ雑貨店の奇蹟、レイクサイド。ナミヤ雑貨店の奇蹟はこの中では別ジャンルのように感じるが、個人的にはレイクサイドが似たような内容の小説を読んだことが無く非常に興味深かった。
現在では専ら、ウェブ小説ばかりを読んでいる。お金もかからないし、スマホひとつで読めるため、本のように場所を取らない。偶に本屋で面白そうな本を見つけ、つい買ってしまうのだが、積読になっているのが現状だ。どうにかしたい。
3つ目の趣味は音楽鑑賞だ。これに関しては物心がつく前から父親の車のカーナビに搭載されたDVDでB'zのライブを何百回と見たと思う。実際に好きな曲を上げるときりがないのだが、あるときにB'zの曲はパクリなのかオマージュなのかという論争を聴くのをやめた時期もあった。しかし、やはり彼らの曲に戻ってきてしまう。それほど彼らの曲には魅力があるのだと思う。実際にこれまで、ライブに2回行けたことはいい思い出だし、恵まれていた。
B'zから始まった僕の音楽鑑賞だが、今までさまざまなアーティストの曲を聴いてきた。その例を挙げると、順序は不明だが、ONE OK ROCK、UVERworld、サザンオールスターズ、Mr.Children、GLAY、King Gnu、MILLENNIUM PARADE、サカナクション、宇多田ヒカル、Billy Eilish、Eminem、Kendrick Lamarなど。
ちなみにKing Gnuのライブも一度行くことが出来た。素晴らしい瞬間だったが、この時には病気を発症していたため満足に楽しめなかったことだけが残念だが。最近は洋楽ばかり聴いているので邦楽も聴きなおしたい。
4つの趣味はスポーツ観戦だ。これも完全に父親の影響を強く受けている。実際にサッカーを自分自身がやっていたことも大きく影響しているだろうが、父親がテレビの前で様々なスポーツを見ているのを横で見ているうちにハマっていったというのが実情だ。最近はMLBの試合を見ることがほとんどである。主に応援しているのはDodgersだが、最近は他のチームのことも知りたくなってきてYouTubeの登録チャンネルの一部はMLB関連のチャンネルが占めている。今年はワールドシリーズ連覇をしてくれることを願っているが、そう簡単な道のりではないだろう。
やはりサッカーも欠かせない。日本代表の試合はよく見るが、それ以外はなかなかリアルタイムで見られていないのが現状だ。しかし、サッカーをしていた時代にメッシとクリスティアーノ・ロナウドの全盛期が重なったこともあり、あの頃のような熱量で情報を追えていないのが現状だ。ちなみに贔屓はレアルマドリード。理由はクリスティアーノ・ロナウドがいたから。エムバペやベリンガムには是非黄金期を築いてほしい。
5つ目の趣味は料理だ。これはいつの間にか好きになっていて、一人暮らしをし始め自分で調理する時間が増えたことで、それが拍車をかけている。これに関しても、料理のレパートリーを増やすためにYouTubeの登録チャンネルの一部を料理チャンネルが占めている。個人的なオススメとしては【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道だ。和食ということもあり、紹介している料理に使われる食材なんかがスーパーなどで手に入れやすいというのが一番のいいところだと個人的には思う。
家族にも好評で、先日は家族で笠原さんがプロデュースした三重のアクアイグニスにある笠庵に行ってきた。鯛茶漬けを食べたが非常においしかった。今度は伊勢の方にも行こうと母がうるさいので次の長期休暇はそちらに行くことになるかもしれない。
6つ目は映画鑑賞だ。これは最近、趣味になりつつあるというのが正しい表現かもしれない。主に洋画しか見ていないが、キングスマンが個人的には一番面白かった。あとは、ジェイソン・ステイサム主演の映画も面白い。イコライザーは最新のものしか見られていないので、昔のも見たいと思っている。
今現在の趣味としてはこんなところだろうか。もともと受動的な趣味が多かったが、執筆と料理という主体的なアウトプットを伴う趣味が増えたのは、個人的には良いことだと思う。これらの趣味が続くことも、また、今後の人生で新たな趣味が見つかることにも期待したい。