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「他人の1で満足できたら」

 僕らは喧騒の中で生きている。競争社会という舞台で。他者より良い評価を与えられるよう。それを目指して生きていく。そこに出てくる登場人物は多種多様だ。

 

 純粋に自己の研鑽に励む者。どんな評価を下されようがへこたれず前を向き続ける。

 

 仲間と手を取り、団結して伸し上がろうとする者。他者の評価に傷つき、苦しんでも、仲間と傷を舐め合いながらも前を向く。

 

 一匹狼のように己を貫く者。誰とも手を取り合わない。そのため、批判的な目を自然と浴びるが、虎視眈々と自分の目指す場所への道を歩んでいく。

 

 手段を選ばない者。狙うものはより良い地位。それ以上でも以下でもない。そのためには、なんだってやる。それが他人にとっての禁じ手であったとしても。

 

 利益にしがみつく者。上を目指すことが目的ではない。自分の懐が温まるのが目的。そのためには、どんなことだってやる。ただ、その利益を重んじるため、舞台の真の悪役となる場合が多い。


 頂点に君臨する者。それが、王に適しているかどうかは分からない。それは歴史のみが証明してくれる。ただ、正しかろうとそうでなかろうと、その身を狙われ続ける。


 細分化すれば、もっとキャストは多くなるだろう。ただ、この競争社会という舞台において、メインとなるのは、上記の者たちだけがほとんどだ。

 しかし、上記のキャストも安泰ではない。舞台に登場したSNSという小道具は、パワーバランスを急激に変化させた。

 これにより明るみになる悪事。頂点の者たちだけが持っている技術。多種多様な人々が心の中に留めていた思考。全てではないにしろ、従来隠れていたものが、表舞台に徐々に現れてきた。

 そこには、今まで評価されなかった才能も含めて。そして、人々が目指す選択肢も増えた。

 それにより、得られる評価の種類というのは以前よりも増加した。


 ただ、競争社会という舞台だけは変わらなかった。もしくは、より激しさを増していた。


 そんな舞台の隅に立っているスポットライトの当たらない人間。僕はその一人。その集団にも、様々な属性があり、ドラマがある。ただ、それはあまりにもマニアックで、大衆には届かないだろう。革命が起きない限り。

 そんな中でも上を目指す者、足を引っ張る者、現状に満足する者、上に立つ者を引きずり降ろそうとする者など、各々思想はある。

 けれども、そんな集団の中でも求められるのは競争だ。この世に平穏などない。


 自分自身は平穏な場所にいたい。けれども、舞台上は競争が激化した方が観客も喜ぶだろう。まあ、僕自身も。

 そんな矛盾を理解しながらも、生きている僕。そんな僕が競争から背を向けようと、他者は首根っこを掴んで引きずり回してでも、競争社会という場所に戻していく。もちろん、そこにはスポットライトは当たっていない。

 だから、嫌でも他者による評価を受ける。その評価が自分の中の「価値」と異なっても、それに沿って生きなければ、世間的な幸せはやって来ない。


 世間的な幸せが競争というものを経てからでなければ得ることはできない。だから、他者の評価を気にし、それに沿った行動を一応行わなければならない。

 ポーズで行っている僕と比べれば、舞台に向かって切り込んでいく戦士とは、結果の出方も向き合い方も当然異なる。それは心の中では分かっている。けれども、他者の評価項目に、それは考慮されていない。


 だから、他者評価を気にして生活しなければならないのだ。そこには当然「比較」もしなければならない。ある程度の生活が保障されればいいという「甘えた」考えを持つ人間であっても「比較」を避けることはできない。

 「甘えた」考えなのなら、そこそこの評価で満足すればいいんだ。けれども、そうはいかない。競争社会に身を置いている以上誰かに負けるというのは屈辱のように感じるのだろう。

 この矛盾にも感じるような感情が僕を支配する。それによって、「自己嫌悪」も進んでいくのかもしれない。


 自身の「価値」を貫き通せる強い意志があるのであれば、他人の評価より引くくても満足して生きていくことができるのかもしれない。

 競争社会という舞台から強制退場ができない以上、自分の意思を強くしていくほか、僕の幸せを守ることはできないのであろう。


 これからの生き方が決まったように感じた。自身の「価値」を守るため。本来はいたくない舞台で、スポットライトが当たらずとも共存していくため。僕は、誰に白い目で見られようと、批判をされようと自分らしく生きるという強い意志を持つということ。

 この考えがいつまで持つかは分からない。けれども、偶には向こう見ずに前向きな考えを持ってもいいのではないか。それが間違いであろうと正しかろうと、それを修正する時間は僕にはまだたくさんあるはずだから。

 たとえ、他者からの評価が他人に比べて極端に低かろうが、僕は自身の「価値」を優先する。メンタルの弱い僕にいつまでできるだろう。もう後ろ向きな考えが頭をよぎり始めるが、仕方ない。それぐらい無謀なことだということは重々承知だ。

 それでも、今日を生きていく。

全く本文と関係の無い愚痴です。先日から少し父親の会社で使用しているExcelをより効果的に使えるようにするために、マクロみたいなものを調べながらやっていました。ちなみにマクロについては全く知りません。それはいいのですが、同じ属性のデータなのに、規則性の無いところに元々表示されていたりして。マクロを使う前段階で結構時間を食ってしまいました。もうちょっと設計というか考えてから作ってほしいものです。以上、全く関係の無い愚痴でした。今日も皆さん良い一日を。

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