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14 結城弘斗



「弘斗ぉー!今度の同窓会、出るだろ?」


「ああ、高校の同窓会な?出るよ!」


「悟も来るのか?」


「ああ、来るって言ってたぞ?」


「弘斗とは大学で会えるけど、悟は社会人だからなー、俺は久し振りなんだよな!」


「そうだよな、忙しいみたいだぜ?」


「大変だよな!」



俺と雪奈、一臣の関係が壊れてから三年。今俺は大学二年生だ。


「弘斗せんぱーい!!もう講義終わりですかー?!!」


「おっと、後輩ちゃんが来たか。じゃあな、弘斗!」


「おう、またな。」



「今日弘斗先輩バイトないですよね?一緒にご飯食べましょう!」


「ああ、別に構わねえけど。」


綾は俺の後を追って同じ大学に進学してきた。


幼馴染二人との関係が壊れた高校時代。


悟と綾のおかげで俺は立ち直れた。


本当に感謝してる。


二人が居なかったら俺は壊れてたかもしれない。


今、俺が笑えていられるのは二人のおかげだ。


だけど……。


好意をストレートに伝えてくれる綾に対して、俺はまだ応えられていない。




「はー、美味しかった!!」


「だな。評判良いだけの事はあるな。」


「そうですね!あ、弘斗先輩、これからどうします?」


「あー、明日一限から講義あるから、早めに寝るわ。」


「そうですか、じゃあお休みなさい!」







風呂に入ってベッドに横になる。










「あっ、あんっ!カズくん!!」


「好きだ!雪奈!」



やめろ、なんでそんな事するんだよ。













あれ?ここはどこだ?


ホテル街?どうして俺はこんなところに?



あれは……。悟と綾?!!


なんで二人が腕組みながらラブホに入って行くんだ?


何で……。


何でだよ!!


お前らも俺を裏切るのかよ!!















ガバッ!!!!!!!!!!



「もうやめてくれ!!!!!」



……夢……かよ。

































俺は立ち直れてなんかいなかった。







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