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そして
「よーい、始め!」この合図とともに、花火大会が始まった。そして、数時間後…………「よーし、終わったぞ」その言葉を聞いたものは誰もいなかった。なぜなら、みんな気絶していたからだ。だが、なぜか、全員生きており、後日こう語った。「あれは、地獄だった」「そうだよなぁだってはじめてだったもんなぁ」
そう、彼らは初めて花火を見たのだ。しかも、打ち上げ花火を。そんな彼らがまともに見れるはずがない。しかし、それでも見たがるのが子供なのだ。だから、親達は、彼らに無理矢理見せていたのだ。「まあ、いい経験になっただろう」とか思いながら。
それから約1年後、彼らは、普通に花火を見れていた。それはなぜなのか?それは、彼らの親達がちゃんと教えてくれたからなのだ。では、どうやって教えたのか?それは、彼らの親達のおかげだ。彼らも子供の頃、親に教えられたらしい。そんな中もう戦争は終わっていた。