8/13
幼馴染と胃痛
「ほんと、泣いてばっか。泣くのってつかれるんだね」
「でも、スッキリしただろ?」
「ちょっとね、ねえ」
「ん?」
「話して、いいよ。全部。」
「…いいんだな」
「うん。あいつには、隠し事したくないんだわ、嫌われたらそん時はそん時だわ、」
「嫌いになることはねーと思うけどな?今日の放課後、話してくる」
「ごめん、お願いします」
「お願いされました。」
「んじゃ、戻るか、そろそろ五時間目終わるはず…」
「その顔で?泣いたってバレるよ?」
「…絶対嫌だ」
「保健室いこっか、寝かせてもらいな。そろそろ〜来るでしょ」
「よくわかってんね、そうだよ、もう…っ」
「二口っ」
「大丈夫?いつものやつだから」
あのことを思い出したら時間差で胃痛が来る
大体三十分後ぐらい
あもとき、乾の部屋から逃げ出したのもそのせい
部屋に戻ると案の定きた
「はあっ…保健室、どこだっけ」
「案内する」