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「とりあえず、俺が建て替えて3000ゴールド渡しとくわ」

「そんな大金、良いのか?」

「3000ゴールドで大金……。オッサン、苦労してんな」

「うるさいわ! オッサン言うな! 後、多くないか?」

「少ないより良いだろ。無駄遣いすんなよ?」

「とりあえず、宿に泊まってみるわ。初めてだし」

「マジか?!」

「不憫だね♪」

「ゆっくり休むと良い」


ありがたいがバカにされてる気がするのは何故だろうな。

おっと、大事な事だから言っておかないと。


「どんなに推薦が貯まっても、俺は出ないからな」

「言ってろよ。運営から逃げられるなら逃げてみな」

「俺は意地でも逃げるぜ」

「言っておくけど、戦闘中でも強制的に転移されるらしいぞ。

 後、洞窟やダンジョンに居ても転移するそうだぜ」

「そこまでかよ!」

「あぁ。だから、武闘会、楽しみにしてるぜ」

「ガンバ♪」

「期待している」


そう言ってセージ達は去っていった。

くそっ、何か防ぐ方法を考えないとな。

って待て待て。出場前提で考えてるじゃないか。

選ばれない可能性もあるだろ?

前向きに考えようぜ。いや、この場合は後ろ向きか?



さて、武器を新調しよう。

現在の残金は3534ゴールド。今までからすれば、大金持ちだ。

商人の町の道具屋に売っている武器や防具は以下の通り。


鉄の片手剣…500ゴールド

皮の胸当て…500ゴールド

皮の盾…500ゴールド

銅の片手剣…1500ゴールド

鉄の両手剣…1300ゴールド

投擲用ナイフ…100ゴールド

木の弓…700ゴールド

石の矢…200ゴールド(10本)


上の3つは現在装備中だから必要無し。

鉄の両手剣は強い武器だが、盾が使えなくなるので却下だな。

そうなると銅の片手剣か。防具を売ってないのが痛いな。

後、どこかにポーチを売ってないだろうか?

空きが1つしか無いから、弓と矢を買えないんだよなぁ。


とりあえず銅の片手剣を購入して鉄の片手剣を売っておいた。

ポーチを見てみると、攻撃力が20になっていた。

鉄の片手剣の倍じゃないか! これならゴブリンも切れるだろ!


って事で、ゴブリンと戦いに来た。

勿論1匹だけのヤツを狙う。それ以外はダッシュで逃げる!

3回目の遭遇でやっと1匹だけのヤツと遭遇できたので、早速戦闘だ。


と言っても正面から戦う気は無い。

以前と同じようにモンスター肉を使っての誘導作戦だ。

後ろを向いてる隙にアキレス腱を切る!

おおっ! 刃が通った!

ゴブリンは倒れて立ち上がれない!

近寄ると危険かもしれないので、離れた所から剣でチクチクやったら倒せた。

やったぜ、俺!


ゴブリンからは50ゴールドも入手出来た。

倒した喜びで、ナイフを刺すのを忘れてたけどな!



狩りをしながら考えてた。

もし、選ばれた場合に出場しない方法。

確実なのを2つ思いついた。

1つは武闘会までに初心者を脱出する事だ。

初心者部門にエントリーされるはずだから、それまでに中級者になっていれば参加出来ないだろう。

もう1つは絶対的な回避方法だ。

だが、セージ達推薦者は怒るだろうな。

中級になれなかった場合は、こちらを使うとしよう。

とりあえずは選ばれない事を祈るわ。

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