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その日はそのままログアウト。
商人の町でもベンチの所でログアウト出来ると教えてもらったので助かった。
それから1週間、ずっとウサギ狩りをしてました。
なのにレアドロップは1回も無し! イジメかよっ!
レベルもとうとう10になった。
聞いてた通り、レベル7で魔法を覚える事が出来た。
BPが10も必要だったけど。
覚えた魔法は「ヒール」回復魔法だ。お陰で薬草は不必要になったのでポーチに余裕が出来た。
シロもレベルが1つだけ上がった。
何の役にもたってないのに上がる不思議。
同じパーティーだから経験値の分割とかあるんだろうな。
しかし納得いかない事が1つ。それはシロのBP。
レベルが1つ上がっただけで15も入ったんだよ! 優遇されすぎじゃない?!
ちなみに大きさはまだ赤ちゃん虎のまま。
早く自力で歩けるようになってもらいたい。今、NPCからも猫兜って呼ばれてるから!
現在のステータスがこちら。
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名前:コラム
種族:ヒューマン
性別:男
職業:魔法剣士
レベル:10
HP:28/30(↑5)
MP:7/13(↑3)
体力:18
速さ:16
賢さ:15(↑4)
運:15(↑3)
BP:0
満腹度:53%
魔法:ヒール(MP5消費、HP10回復)
従魔
名前:シロ(虎の子供)
レベル:2
HP:10/15(↑5)
体力:8(↑5)
速さ:5(↑3)
賢さ:7(↑2)
BP:7
満腹度:67%
装備:首輪
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残金:534ゴールド
所持品
『鉄の片手剣(1):10』
『皮の胸当て(1):5』
『皮の盾(1):5』
『剥取のナイフ(1):1』
『布で出来た紐(50cm)』
毒消し(2)
モンスター肉(56)
筆記用具(99)
ミルク(6)
ツノウサギの角(7)
借金
残り185ゴールド
レアドロップが無いので借金が減らないのが地味に痛い。
お金は順調に貯まってるので、返したいんだけどなぁ。
今日もツノウサギ狩りに行こうと歩いてると、ログが出た。
《武闘会開催のお知らせ。貴方は初心者部門に出場可能です!》
へ~、そんなんあるのね。
まぁ、VRを題材にしたラノベではよくある事だよな。
俺には関係無いけどさ。
さっさとログを消して歩いてると、今度は電話が鳴った。
見ればセージからの電話だ。
「はいはい」
「おう、オッサンか。どこに居る?」
「オッサン言うな。商人の町だぞ」
「おっ、丁度良いな。今から行くわ。中央で合流しようぜ」
それだけ言って切りやがった。何の用だよ。
まぁ、いいか。パーティーで来てれば商人も居るだろ。
借金の返済の話でもするか。
次話は水曜日を予定しています。




