表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/44

28

女性はユナという名前だった。

移動中もずっとシロを撫ぜている。生粋のモフラーのようだ。


「じゃあ到着する前に戦い方をレクチャーするね!」

「お願いします」

「角を使って突進してくるのは知ってるでしょ。でもね、盾で防いじゃダメなのよ」

「ダメなんですか?」

「ええ。ツノウサギの角突進には『痺れる』って作用があるの。一般にはスキルって言われてるわね。

 だから、避けるか違う物を当てたら良いのよ」

「避けるのは判りますが、違う物を当てるとは?」

「例えば木を背にして戦うの。突進してきたら木を盾にするのよ。

 そうすると痺れる事は無いわ。ツノウサギはスキルを使った後、少しの硬直時間が出来るからそこを攻撃ね」

「つまりスキルを使わせて、硬直してる間に攻撃すれば良いって事ですか」

「そういう事! ちなみに、当てるのは木の枝でも石でも何でも良いんだけど、持ってたら痺れるからダメだよ?」

「当たる瞬間に手を離せば良いんですね?」

「ビンゴ! そういう事! 慣れたら簡単だから」


へ~、そうだったのか。

だから最初に戦った時、何の抵抗も出来なかったんだな。


狩りの場所に着くと、シロを返してきた。

5分もかけてだけど。そんなに離れがたいなら飼えば良いのに。

そこを聞くと、まず売ってるのには良いのが居ないとの事。

そして、偶然手に入るのを飼うにはお金が足りないとの事。

それ、俺をディスってますよね? 貧乏のくせに良いのを飼いやがってって事ですか。


俺はシロを頭に装備する。

撫ぜようとしたら引っ掻かれた。俺、飼い主だよね?


そうしてる間に、ユナさんはそこら辺から木の枝を拾ってきた。

それを俺に渡してくる。


「これを使って突進を防いでね」

「ありがとうございます」

「貴方の為じゃないんだからね! シロちゃんの為なんだからね!」


おぅ、ツンデレだ。

いや、これは事実だな。視線は俺の頭の上に行ってるし。



早速1匹登場したツノウサギとユナさんが対峙している。

ユナさんは何も持ってないんだけど、どうするんだろ?

そう思いながら見てたが、何の問題も無かった。

ツノウサギの突進をひらりと躱して、横から切りつけたのだ。

それだけでツノウサギは倒れた。

この人、高レベルなんじゃないか?


「今のは慣れたら出来るようになるから。次は説明した戦い方を見せるね」

「判りました。ところで、もしかして高レベルなんですか?」

「え~と、知らないんだろうから言っておくけど、あまり人にレベルとか聞かないようにね」

「そうなんですか?」

「そうねぇ。女性に年齢を聞くようなものかな。もしくは、男性に年収を聞く感じ」

「あぁ、それはイヤですね。納得しました」


確かに聞かれたらイヤな気分になるな。

そうなると、自慢したくて自分から言い出すヤツもいそうだね。


そんな話をしているとツノウサギと遭遇した。

ユナさんは近くに落ちてた木の枝を拾って、ツノウサギに投げつけた。

何故かツノウサギは避けずに当たり、動きを止めている。

そこを攻撃されてあっけなく倒された。


「こうやって倒すのよ」

「見てましたけど、突進前じゃなかったですか?」

「突進する前は後ろ足に力を溜めてるので判るわ。そこも突進とみなされるから当てればOK。

 何回か戦えば判るようになるわよ。はい、じゃあ実践ね」




ユナさんがおびき出したウノウサギと対戦した。

俺のレベルが上がったのを期に終了。合計で12匹は倒したかな。


ツノウサギは10ゴールドをドロップしたので、120ゴールドも儲かった。

ナイフを使ってのドロップ品は「ツノウサギの角」だった。1つ5ゴールドで売れるらしい。

レアドロップは出なかったよ。

ユナさんとはフレンド登録して別れた。モフる為だそうだ。


現在のステータスはこちら。


~~~~~~~~~~

名前:コラム

種族:ヒューマン

性別:男

職業:魔法剣士

レベル:6

HP:24/25(↑1)

MP:5/10

体力:18(↑1)

速さ:16(↑1)

賢さ:11

運:12(↑2)

BP:5

満腹度:53%


従魔

名前:シロ(虎の子供)

レベル:1

HP:10/10

体力:3

速さ:2

賢さ:5

BP:7

満腹度:40%

装備:首輪

~~~~~~~~~~


残金:124ゴールド


所持品

『鉄の片手剣(1):10』

『皮の胸当て(1):5』

『皮の盾(1):5』

『剥取のナイフ(1):1』

『布で出来た紐(50cm)』

薬草(2)

毒消し(2)

モンスター肉(56)

筆記用具(99)

ミルク(6)

ツノウサギの角(12)


借金

残り185ゴールド


借金を減らしたい……。

ここまでで序盤は終了です。

明日からは2章?になります。

仕事の関係で、2日に1回の投稿になると思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ