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裏切られた勇者がハーレム組んで下克上  作者: ふぃじー
人間国編
9/23

クマ

「って言ってもなぁ」


そう、ここは谷底だ。右も左も分からない、さらには、上も下も分からないところなのだ。


「まあ、適当に上を目指すか‥‥」


そう言って歩いていくと、


「グルぅぅ‥‥」


さっき下敷きにしたようなクマさんが現れた!


コマンド選択!


▶逃げる

逃げる

逃げる

逃げる


カイトは逃げた!


「うわぁぁああああ!」


いや、そりゃあ逃げるでしょ。こっちは素手、相手は爪持ってるんですよ?どっちが強いかなんて、見れば明らかでしょう!


「グルゥウウウウウ!」

「何っ!?」


しかし、回り込まれてしまった!


「ガルゥゥ!」

「っ!」


熊はがむしゃらに爪を振り回す。一度でも当たったら致命傷は確実だ。俺は必死に逃げた。


カラ‥‥


音がするほうを見ると、小さな横穴があった。人一人入れるかどうかの穴だ。


あそこに逃げ込めば、助かるかもしれない!

そう思い、その穴に一目散に飛び込む。


ようやく穴に到着!早く入らないと、クマに食べられてしまう。


「ウオオオオオ!」


穴に頭から飛び込む。その時、


「っ!」


足に鋭い痛みが走る。だが、そんな事はどうでもいい。俺は、必死に穴の奥に逃げ込んだ。


「っハァハァ‥‥」


そして、穴の方を見ると‥‥


クマが何かを食べているのが見えた。


「‥‥え?」


思わず、自分の体を確認する。


「っっっ!」


俺の足が片方なくなっていた。そう、くまが食べているのは、俺の右足だったのだ。

最初は片目を無くそうかと思ったんですが‥‥目だけだと甘いかなと思い、右足にしてみました。

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