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裏切られた勇者がハーレム組んで下克上  作者: ふぃじー
人間国編
8/23

熊のおかげで

「カイくんが‥‥死んだ?」


私、古庄早苗は、私達のリーダー‥‥みたいな人の高城さんから、そんな話を聞かされた。


‥‥嘘だ……そんな訳ない!


「‥‥済まない。俺らが目を離した好きに‥‥ハイゴブリンの群れに連れていかれてしまった‥‥」


‥‥嘘だよね?カイくん‥‥もう、会えないの?そんなの‥‥そんなの、絶対に嫌だよ!


「‥‥一人にさせてくれませんか?」


気力を振り絞って、言葉を絞り出し、私は自室の扉を閉めた。



▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽



「う…うん‥‥」


あれ?ここはどこだ?確か‥‥


そうだ、谷底に落とされて‥‥

あれ?おれ、なんで生きてるんだ?


と思い下を見てみると、


「‥‥なにこれ?熊?」


俺は、死んだ熊の上で寝転がっていた。

どうやら、俺が落ちた所にこのクマが、クッション替わりに下敷きになってくれたらしい。

神様に感謝!


「さて‥‥どうやって出るかな‥‥」


上を見渡しても、暗闇が続くだけで、出口なんか見えない。


それにしても‥‥あの野郎‥‥今度出会った時は殺してやる‥‥


「とりあえず、探索するか。」


俺は、助かった事への喜びと、怒りと共に、洞窟の中を探索することにしたのだった。

ものすごく短くなっております。次はもうちょっと長めにするので、ご了承下さい。

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