レベリング
「ううん‥‥」
あったーらしーいあーさがきたっ!
ということで朝です。あれからずっと寝てたらしい。12時間ぐらいは寝てたんじゃないだろうか。
医務室でぼんやりしていると、急に耳元で声がした。
「サイトウ様。至急、お伝えしたいことがございます。訓練場に来てください。」
あの、お付の人の声だ。これは、「通話魔法」といって、自分の声を他人に飛ばせる魔法だ。この世界なら誰しもが覚えている、[生活魔法]という、ものらしい。
「‥‥何かやらかしたっけ?」
俺は、ビクビクしながらも、訓練上に向かった。
「あ、あの‥‥何のようでしょうか?」
競技場に向かうと、責任感の強そうだった、勇者と、その取り巻き(仲間?)がいた。
「今日から、タカジョウ様のパーティーとともに、レベル上げに出てもらおうと考えております。その了承をと思いまして、お呼びしました。」
「はぁ‥‥」
つまり、この人たちと、今からレベリングに行ってくれと‥‥
「もちろん、いいですよ。ありがとうございます。」
俺は高城さんに、頭を下げた。
「ああ、所で、お前は今、レベルはいくつなんだ?」
「へ?えと‥‥1ですけど‥‥」
「‥‥そうか」
俺がLv.1だと言うと、高城さんは黙り込んでしまった。‥‥何なんだろう?
そうして、俺達は、レベルを上げるため、魔物退治に行くのだった。
「はぁっ!」
その掛け声とともに、相手のゴブリンが真っ二つになる。
高城さんは魔剣士だからそういうことが出来るのだろう。
それに比べてオレは‥‥
「ていやっ!」
「ぐぎゃ?」
はい、まさかのノーダメージです。え?いたがってる振りとか全然無いんですけど!まさか‥‥このゴブリンだけ強いのか!とか思いつつ、相手の攻撃を回避していると、
「せいっ!」
「グぎゃあ!」
‥‥あっさり高城さんの剣で真っ二つにされてました。‥‥俺弱ぇぇええ‥‥
「ふぅ‥‥大丈夫か?」
高城さんが俺の心配をしてくれていた。いい人だ!そう言えば、俺を無能とかそういう言葉で呼んでいるのを聞いたことがなかった。
俺の中で高城さんの信頼度パラメータが振り切ってますよ!
そうして、無事、レベリングも終わり、俺はLv.2になった。
そうして、城に戻ったのだった。