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第6話 余計な荷物

私は元々片付けが得意なタイプではなく、物を溜め込みやすい人間だ。

だがあまりにも部屋が散らかってしまうので多少なりとも断捨離というのを始めてみた。今まではもしかしたら使うかもと少しでも思うものは捨てられずにいたが、むしろなくてもいいかもしれないものは全て捨ててみることにしてみる。

何も気にせず兎に角捨ててみるというのは一種の爽快感がある。

どうして今まで気が付かなかったのだろうか。

目についたものをどんどん捨てていく。

むしろ捨てないと焦燥感を感じるようになってきている自分がいる。

部屋の家具も家電も必要がない気がしてくる。

捨ててしまおうか。

迷うということは必要ないということなのだろう。

全て捨ててしまった。

数日が経って気が付いたらがらんどうの部屋になっていた。

捨てるものが無くなった私は人間関係の断捨離も始めるようになった。

そもそととっくに携帯電話を捨ててしまったので他人に連絡を取ることもしなくなり、心配して部屋に来てくれた人も無視するようになった。

しばらくして誰も部屋に来ることはなくなった。

何かを捨てたいという気持ちが残る。

どうしたらいいのか。

この部屋にあと一つだけ余計なものがある。

それを処分しなければ。

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