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靴とTS少女と異世界モノ(仮)  作者: 祓日 書紙
5/6

さぁ踊れよ会議室で

出来るだけ背中に当たるカタイモノから意識をそらしつつ。


「王都、着!」


「着いた、やっと着いた。我一人ではどうしようも無かった。すまぬ、王城へ向かってくれぬか…?」


歩けなそうだしな。行くか。


入都審査の兵士に合図を送り、空から王都へ入る。そしてそのまま王城へ駆ける


そして、空から城の会議室を覗くと、いかにも偉そうにしている魔族と、驚愕の顔を浮かべる大臣、それとよく見知った顔の近衛がいた


近衛が近づいてくる


あ·け·て


「なにをしている、郵便屋。」


「魔王!拾った!」


「は?」


近衛が窓を開けた。そこに身体を滑り込ませる


「な、何者だ貴様ら!」


いかにも偉そうな格好の魔族が額に青筋を浮かべている


魔王が背中から降りた


「我の顔を忘れたか、フェーブ。それとも、思い出したくないのか?魔王の名で魔族の罪を増やすのは楽しかったか?」


「くっ…」


おお、魔王らしい魔王になった。さっきおったててた男とは思えない


「男の魔族…ということは魔王じゃな?先ほどその魔族の女が魔王は死んだ!休戦協定は破棄だ!と言っていたが…」


魔王が胸に片手を当てる


「すみません、ワイズマン大臣。コレは魔王を騙る裏切り者…。後日お詫びを…協定の破棄はしません。さて、フェーブよ。選べ。消滅か、快楽に堕ちるか…」


「…ぐっ。魔王様、おかしいと思いませんか?ニンゲンが、魔族を奴隷とすること。」


フェーブが苦虫を噛み潰したような顔になった


「神の裁きだ。これでも、これでもかなり情けをもらっておるぞ」


フェーブが噛みつくように叫ぶ


「5000年!魔族が奴隷となって5000年です!ニンゲンごときの性処理に5000年も無駄にしたのですよ!神も許してくださるはず!今こそ自由を勝ち取る時!」


魔王が呆れた目をしている


「それが、それが神の怒りを買うのがわからぬか?」


「ふん。ワタシはそうは思わん。ワタシは影に堕ちていない。魔族の奴隷を解放する。力づくでも解放する。それで影となるならなってやる。」


フェーブと魔王の間に火花が散る


「そうか…ならば…」


魔王がフェーブを指差す


ダイナミック…


「エントリーじゃ!」


ぼきっ


魔王の腕に、外からの闖入者が直撃した


ざっくり容姿を例えるなら、イロイロ見えてはいけないモノが見えている紐を着ている変態ダークエルフ女


「痛い、一体、誰が…母上!?と、父上!?」


先代女魔王と、


女としてどうかと思う、イロイロ見えてはいけないモノが見えている、宝石があしらわれた紐を着ている変態女


女勇者があらわれた


「都合良すぎない?」


私の呟きはカオスな会議室の中に消えた。



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