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靴とTS少女と異世界モノ(仮)  作者: 祓日 書紙
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郵便屋さんの知識·魔族の叡知

私が魔王や魔族や聖隷について知っていること


先代女魔王(女勇者と世直しをしている)の息子で、勇者との間に出来た子供。


…女勇者は同性なのに子供なんてできるのだろうか

魔族は先代女魔王が作り出した影の一族に女勇者が肉体を与えて作り出した者たちで先代女魔王の手先として人間を滅ぼす手前まで殺戮した


聖隷も魔族が言うには魔族でそれを聖隷から解放するために人の国に進攻している


解放されて人になった聖隷には関与しない


というか薄々思っていたが、聖隷にも、魔族にも女しか居ない。


男の魔族はただひとり、先代女魔王の息子、魔王ただひとりである


…ハーレムではない。魔族は魔族のみで繁殖する生殖能力は無い。ついでに死なない


聖隷も寿命が無い。だから魔族が聖隷も魔族と言っているのだろうか


そういえば…女勇者も、なぜ…生きているのだろうか??


一度見たら忘れられない変態、勇者とは思えない格好で出歩く彼女は…


魔族じゃないのか?


「勇者は勇者だ。神から母上を殺す事を命令され、しかし殺さずに改心させた狂人。異世界からのテンセイシャそして、我の父だ」


私の心を読んだな魔王。というか本当に魔王じゃないか


「しかし、我が父はあまりにも我と似ておらぬ。父は、父は…」


肩を強く捕まれる


もしかして、泣いてるのか?


「いや、そんなことはどうでもよい。今はニンゲンとの戦争をさせないことだ。魔族は、ニンゲンを殺す本能を持っておる。ニンゲンと戦争をしたがる。それを止めなければ我らは影へ堕ち、女勇者になった我が父に逝かされる。そんなことになれば、そんなことになれば…魔族は今一度一族全てニンゲンの性奴隷となる」


あれ、おかしいな。噛み合ってないな


「魔王様?どうして…」


「魔族がどうして奴隷となったのか、教会がなぜ奴隷を管理するのかを、魔族は知らぬ、覚えておらぬ」


魔王がポツポツと喋る


「ニンゲン、いや、生物の数億年を奪いかけた贖罪は魔族がニンゲンの奴隷となることで果たさなければ、次は天罰か下るのだ。聖隷をやめた魔族は、一度許された魔族は、人の愛を忘れた魔族はまた繰り返そうとしている。もし繰り返せば…うっ…」


ちょっ、待て、背中に当たる硬いモノは…


なにたってんの!?うっ、ってもしかして…いやいや、想像したくない!


どういう教育してんだ女魔王と女勇者あぁぁ!!


私が知っていること。


女勇者の性欲はとても強く、精が枯れるまでヤり、石を産む。


もしかして、近親…いやいや、さすがに…


「思い出したくないのだ。天獄だ、あれは」


「ヒェッ」


エキセントリック女勇者とエキセントリック女魔王から、ある意味こんなマトモ?魔王(息子)ができるとは…


そんな話をしていたら王都だ


「我は少々眠りすぎた」

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